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【予選レポート】3番手ヒュルケンベルグ「ヒーハー!」、ホンダ勢は3台がトップ10/F1 70周年記念GP

2020年08月08日(土)23:33 pm

2020年F1第5戦70周年記念GP(シルバーストーン・サーキット、2020年8月7日〜9日)予選が行われた。

●【予選結果】F1第5戦70周年記念GP予選Q1-Q2-Q3のタイム

気温26℃、路面温度43℃、湿度53%でQ1が始まった。

■Q1

全車ソフトタイヤで最終アタックに入り、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)の5台がノックアウト。

クビアトは「フロアの何かが壊れた」とチームラジオで伝える。リプレイ映像では“あの”縁石を延長したターン14で左タイヤをコース外に落としており、その際に壊したものと思われるが、チームメイトとの差は大きい。

■Q2

トップ10については、Q2で最速タイムを出した時のタイヤが決勝レースタイヤとなる。そのためミディアムタイヤとハードタイヤで戦略が分かれた。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は決勝レースタイヤを見据えて、ハードタイヤでアタックという賭けに出た。そして最終的には9番手でQ2を突破し、決勝レースは戦略に幅が出るハードタイヤでスタートすることになった。

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はソフトタイヤで2度目のアタックに出たものの12番手。無線で「これが限界だった。ありがとう」と伝える。これがフェラーリの厳しい現実だ。

Q2ノックアウトは、エステバン・オコン(ルノー)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、カルロス・サインツ(マクラーレン)、ロマン・グロージャン(ハース)、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)だった。

■Q3

Q3はミディアムタイヤとハードタイヤで戦略が分かれた。まず、ミディアムタイヤで出ていったのはダニエル・リカルド(ルノー)、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。しかし、フェルスタッペンは最初のアタック後、「ミディアムタイヤは最初が良くない」ということで、ソフトタイヤのほうが良いと判断した。

ラストアタックでは、リカルドが再びミディアムタイヤでコースイン。しかしQ3では最も柔らかいコンパウンドのソフトタイヤを使用する義務があるため、やや疑問が残る選択だ。残り時間的にもうソフトタイヤに交換する時間はない。

リカルドと同じ新品ミディアムタイヤでコースインしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が最速ラップ1:25.217を記録。直後にバルテリ・ボッタス(メルセデス)がそれを塗り替える1:25.154を記録してトップに出た。メルセデス勢はミディアムタイヤでも圧倒的な速さを見せた。

ポールポジションを獲得したのはボッタス、2番手はハミルトン、3番手はニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)だった。ボッタスは「イエス!イエス!イエス!」、そして2戦目のヒュルケンベルグは「ヒーハー!やったぜ!」とどちらも大喜びの結果だ。

ダニエル・リカルド(ルノー)はメルセデス勢と同じミディアムタイヤで5番手を獲得している。

ホンダ勢は3台がトップ10に入った。マックス・フェルスタッペンはヒュルケンベルグと0.094という僅差の4番手。ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)は7番手と大健闘。アレクサンダー・アルボンはガスリーから0.135秒差の9番手だった。

日曜日の決勝レースは、日本時間22時10分から始まる。

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