メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(チームCEO)が、ルイス・ハミルトンとの契約延長に関しては「心配していない」と語った。
ハミルトンは今季通算7回目となるF1ドライバーズタイトル獲得を目指している。もしこれが達成できればミハエル・シューマッハが持つF1史上最多タイトル獲得記録と並ぶことになり、来年はいよいよ新記録達成に挑戦することになる。
だが、ハミルトンとメルセデスが結んでいる現在の契約は今年で満期を迎えることになるものの、ハミルトンが来季も必ずメルセデスに残留するという保証があるわけではない。
今季のF1第4戦イギリスGPが開催されたシルバーストン・サーキットにおいて、イギリス出身の35歳のハミルトンはあと3年はF1を続けたいと考えていることを明かしている。
しかし、1日(土)に行われたイギリスGP予選後に、現時点でのメルセデスとの交渉の状況はどうかと質問されたハミルトンは「いや、話し合いはまったくしていないよ」と答えていた。
そのハミルトンのコメントに関して質問を受けたヴォルフは、翌2日(日)にドイツの『Speed Week(スピードウィーク)』に次のように語った。
「彼は契約についての話し合いはしていないと言ったの?」
「それは、我々がお互いに信頼しているからさ」
「我々は7年にわたって同じ契約を結んできたし、それを止めなくてはならないことなど一度もなかった。問題は商業的条件だが、私はそれに関して心配はしていないよ。今まで我々はいつも速やかに合意することができているからね」
そう語ったヴォルフは次のようにつけくわえた。
「不安などないし、我々は近いうちに膝を交えることになると思うよ」