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「レーシングポイントが合法ならうちも同じことをする」とレッドブル首脳

2020年07月20日(月)19:07 pm

もしも2020年のレーシングポイントF1マシンが合法であると判定されたならアルファタウリも同じことをやるだろう。

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そう主張しているのはレッドブル首脳のヘルムート・マルコだ。

メルセデスとの技術提携のもと、2019年型メルセデスF1マシンとよく似た2020年型マシンを投入したレーシングポイントだが、そのマシンのパフォーマンスはまさに「ピンクのメルセデス」と呼ばれるにふさわしいレベルとなっており、先週末に行われた今季のF1第3戦ハンガリーGP予選ではメルセデスに次ぐ2列目グリッドを確保することに成功している。

レーシングポイントのマシンの合法性に疑問を持つルノーは第2戦シュタイアーマルクGPで統括団体であるFIA(国際自動車連盟)に正式に異議申し立てを行ったが、ハンガリーGPでも再び正式に抗議を行っており、今後FIAがどういう判断を示すかに興味が集まっている。

伝えられるところによれば、FIAでは今週中もしくは来週早々にも何らかの判断を示すことになるだろうと考えられているようだ。

レッドブルとそのジュニアチームであるアルファタウリのドライバー担当責任者としても知られる77歳のマルコはドイツの『Sport1(シュポルト1)』に次のように語った。

「FIAが判断を下し、それによって最終的に明確化されることを期待しているよ」

「もしレーシングポイントが合法であれば、我々もアルファタウリで同じことをやるだろう」

「そうなれば、少なくとも4台のメルセデス、4台のレッドブル、そして最大6台のフェラーリが来年のグリッドに並ぶことになるかもしれないね」

マルコは、もし今回レーシングポイントが2020年型マシンの設計製造にあたって採用した手法が正式に合法だと認められたならば「2つ目のチームのコストを削減することができるとともに、競争力も高めることができる」はずだと考えている。

実際にレッドブルではどういう手法でこれに対応することになるのかと尋ねられたマルコは次のように答えた。

「レーシングポイントのモデルを使うよ」

「あらゆるアングルからクルマの写真を撮り、パーツを製造し直すんだ」

「単に何が認められて何が認められないかを定めさえすれば、そうした努力は省くことができると思っているがね」

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