F1第3戦ハンガリーGPが2020年7月17日(金)から2020年7月12日(日)まで、ハンガリーの首都ブダペスト郊外にあるハンガロリンク(1周4.381Km)で行われる。
F1ハンガリーGPを前に、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)は次のように述べた。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「オーストリアでの2連戦を終え、チームはハンガリーのブダペストに到着しました。このような3週連続のレース開催は2018年シーズン以来、F1としては史上2度目になります。
今回オーストリアからハンガリーへの移動あたり、HondaのメンバーはF1のルールに従ってそれぞれが担当するチームと一緒に行動し、陸路で国境を越えました。
オーストリアの美しい山々に広がる牧歌的風景からハンガリーの広大な畑が連なる景色への移り変わりを楽しみながらの、しばし息抜きとなった4時間ほどのドライブでした。
ただし、ハンガリーではホテルとサーキット間の移動と出国時の空港への移動のみが許され、それ以外はホテルからの外出が禁止されています。これまで同様、多くの制限の中でレース対応を行います。
レース会場となる伝統のハンガロリンクは、多くのコーナーを持ち平均車速が低いという点で、前戦までのレッドブル・リンクとは異なる特徴を持っています。
モナコGPほどではないですが、オーバーテイクが比較的難しいため、予選でのパフォーマンスが重要になります。また、週末は気温が高めの予報が出ているので、冷却面を考慮した車体とパワーユニット(PU)の運用にもフォーカスしていきます。
このサーキットでは昨年フェルスタッペンがポールポジションを獲得しており、相性は悪くないと考えています。前2戦のオーストリアではトップランナーに対して苦しい戦いとなりました。PU、および車体パッケージ全体として最大限のパフォーマンスを引き出し戦うべく、準備を進めています」