F1第2戦シュタイアーマルクGP決勝レースを終え、ホンダF1が次のように振り返った。
●【決勝レース結果】2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP決勝レースのタイム結果
■ホンダF1:決勝レースレポート
レッドブル・リンクでの2週連戦となった第2戦シュタイアーマルクGPで、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが3位表彰台に登壇。Honda PU搭載車は、4台中3台がポイントを獲得しました。
レッドブル・レーシングは、フェルスタッペンが2番手、アレクサンダー・アルボンが6番手からのスタート。アルボンはターン1で順位を落としたものの、エステバン・オコン(ルノー)、カルロス・サインツ(マクラーレン)をオーバーテイクして4番手を守ります。
フェルスタッペンは、首位を行くルイス・ハミルトン(メルセデス)に食らいつきながらレースを進めると、24周目にメルセデス勢よりも早くピットイン。ミディアムタイヤに交換し、バルテリ・ボッタスの後方でレースに復帰し、逆転を阻むべくペースを上げます。
アルボンは、フェルスタッペンと同様にソフトタイヤでのスタートでしたが、36周目までピットインを引っ張ります。ミディアムタイヤに履き替えて4番手でコースへ復帰すると、後方にセルジオ・ペレス(レーシングポイント)を従えてレースを進めます。
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、7番手から好スタートを決めてポイント圏内を走行していましたが、フェルスタッペンと同じ24周目にピットインしてハードタイヤに交換。しかし、ここからペースに苦しみ、再度ピットストップを行ったことでポイント圏外へと後退してしまいました。
レースが終盤に差し掛かる頃、フェルスタッペンはフロントウイングにダメージを負います。後方から迫ってくるボッタスに一度はオーバーテイクを許すものの、ターン4で抜き返す見事なドライビングを披露。しかし、DRSを使って攻めてくるボッタスに対して、66周目でポジションを明け渡すこととなります。
フェルスタッペンは3番手を守りきり、今季初の表彰台フィニッシュ。アルボンは、ペレスにDRS圏内に入られると、レース最終盤まで執拗にアタックを受けますが、ポジションをしっかりと守ります。最終ラップを目前に接触されたものの、そのまま4位でフィニッシュし、レッドブル・レーシングは、合計27ポイントを獲得しました。
アルファタウリのダニール・クビアトは、ミディアムタイヤでスタート後、ハードタイヤに交換してフィニッシュ。安定したペースで10位完走を果たし、チームに2戦連続のポイント獲得をもたらしました。