アルファ・ロメオのリザーブドライバー、ロバート・クビサは10日(金)、今季このあと実戦に戻りたいかと聞かれて笑みを浮かべた。
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彼は第3戦シュタイアーマルクGPの金曜フリー走行1回目、正規ドライバー、アントニオ・ジョヴィナッツィに代わってアルファロメオのステアリングを握った。
セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がシーズン途中にも跳ね馬のマシンを降りるかもしれないという状況下、仮にドライバーの組み換えが行われるとアルファロメオに空席が生じるとの希望的観測が成り立つのではと質問されたクビサ。
「ジョヴィナッツィがベッテルに代わってフェラーリに乗るかもって?何でわざわざ、それを僕に聞くかな」とオーストリアでクビサは、『スカイ・イタリア(Sky Italia)』にほほ笑む。
「この世界、『もしも』や『でも』みたいな話をするにも程がある。僕はリザーブドライバーとしての役割に集中するのみさ」
「もっとドライブできたらとは思う。だから今季は、DTM(ドイツツーリングカー選手権)参戦にも重点を置いているんだ」
アルファロメオの2020年型F1マシンについて問われると、クビサは次のように答えた。「マシンから離れてずいぶん時間が経っただけに、それを判断するのは難しい」
「最後にC39をドライブしたのは、3月のことだ。その後はDTMのマシンに乗っていた。最初の数周はとても奇妙なフィーリングだったよ」
「パッケージを煮詰めようといろいろ試したが、どうも何かが足らない気がする。マシンの取り扱いは容易で運転しやすいが、どうも効率に欠ける」
最後に友人フェルナンド・アロンソの来季F1カムバックについて問われるとクビサは、次のように語った。
「フェルナンドの復帰には疑いの欠片もない」
「僕の世代で最強のドライバーだ。他の選手の手に負えないマシンも、彼なら乗りこなしてしまう」
「彼の復帰でF1はどうなるだろうとの疑問はあるが、彼自身に疑問を差し挟む余地はない」
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