F1第2戦シュタイアーマルクGPが2日目を迎え、予選が行われた。
●【予選結果】F1第2戦シュタイアーマルクGPのQ1-Q2-Q3タイム結果
■Q1、ピンク・メルセデス苦戦
大雨のためフリー走行3回目は中止。予選Q1も46分遅れてスタートした。
走行するたびにレコードラインの水もはけていき、タイヤも温まって、タイムアップしていく。
しかし、ドライコンディションで速かったピンク・メルセデスのレーシングポイントのタイムが伸びず、Q1ノックアウトラインにいる。
残り3分を切ったところでアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)がスピン。リアからウォールに軽く接触し、一部破損したがコースに復帰。しかし何かのパーツがコース上で飛んで、コース脇にマシンを止めた。セッション終了を待たずに赤旗になった。
Q1ノックアウトは、以下の5名。
16 キミ・ライコネン(アルファロメオ)
17 セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
18 ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
19 アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
20 ロマン・グロージャン(ハース)
ペレスはマシンがガレージに入ってもコクピットから降りず、厳しい表情で悔しさを滲ませていた。
■Q2、フェラーリ厳しい戦い
15分間のQ2が始まると各ドライバー、続々とコースインしてタイムアタックをする。
Q2ノックアウトラインにはシャルル・ルクレール(フェラーリ)がいる。10番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と、開幕戦に続きここでもフェラーリは厳しい戦いだ。一発の速さが足りていないのは明らかだ。
ホンダ勢はダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)がノックアウトになったものの、3台がQ3へ進出した。
Q2ノックアウトは、以下の5名となった。
11 シャルル・ルクレール(フェラーリ)
12 ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
13 ランス・ストロール(レーシングポイント)
14 ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
15 ケビン・マグヌッセン(ハース)
■Q3、フェルスタッペン2番手
Q3開始4分前の時点で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がピットレーン出口に並んでいる。少しでも有利な状況で早いうちにタイムを出したいのだろう。フェルスタッペンはレッドブルの地元でなんとしてもポールポジション獲得を狙いたい。
続々とタイムアップしていく中、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録。追う展開になったフェルスタッペンは前のドライバーの水煙で「前が見えない」と無線で訴えている。
フェルスタッペンは渾身のラストアタックでセクタータイムを更新していたが、最終コーナーで他車を抜いた際に縁石に乗り過ぎてスピン。残念ながらタイムアップならず予選2番手だった。
3番手にはカルロス・サインツ(マクラーレン)が飛び込んできた。名門マクラーレンの速さは本物のようだ。ただし、6番手のランド・ノリス(マクラーレン)は3グリッド降格ペナルティが決定しているため9番手スタートとなる予定だ。
ハミルトンはフェルスタッペンに1.2秒差をつけ、雨でも別次元の速さを見せつけた。
ホンダF1勢は3台がトップ10からのスタートとなる。
Q3は、以下の結果となった。
1 ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
3 カルロス・サインツ(マクラーレン)
4 バルテリ・ボッタス(メルセデス)
5 エステバン・オコン(ルノー)
6 ランド・ノリス(マクラーレン)
7 アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
8 ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
9 ダニエル・リカルド(ルノー)
10 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
明日のF1第2戦シュタイアーマルクGP決勝レースは日本時間22時10分にスタートする。