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【DAS問題】レッドブル、自前のDASシステム開発を視野に「F1ファンのために控訴はしない」

2020年07月06日(月)12:10 pm

レッドブルは、メルセデスの「DAS(デュアル・アクシス・ステアリング)」に似たシステムを2020年型マシンに導入するか検討中だ。

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メルセデスの同テクノロジーについて3日(金)オーストリアにおいて正式な抗議を申し出たレッドブルだったが、それは失敗に終わった。

「控訴はしない」と『スピードウィーク(Speed Week)』に語る、ヘルムート・マルコ博士。「F1ファンのために、この件は終わりにした」

「DASは単なるステアリングではなく、マシンの姿勢を調整するシステムというのがわれわれの主張だった」

予選や決勝後を狙わず金曜日に抗議を出したレッドブルにジャン・トッドFIA(国際自動車連盟)会長は、次のように評価した。

「彼ら(レッドブル)の姿勢はきわめて正しかったと思っている」

マルコは言う。「もし今日(4日(土))異議を出したら、理論的に彼ら(メルセデス)は、予選や決勝に出られなくなるかもしれない」

「われわれの疑いは今も晴れていないが、どうせ来年は禁止されるシステムだ。今考えるべきは、自分たちも同じようなシステムを作れるかということだ」

「他チームが得た知識をわれわれも利用できるのはアドバンテージだが、その反面、よけいな重量を抱える不利益もある。われわれの計算によれば、その重さはかなりのものだよ。少なくとも2kgはある」

DASを搭載するメルセデスは4日(土)、予選でやすやすと1-2を奪ってみせた。

DASで彼らのパフォーマンスがどれほど上がったかは明らかでないが、主にタイヤの温めに効果があるとみられる。

問題は、果たしてレッドブルが近々に同システムを導入できるか否かだ。

エースドライバーのマックス・フェルスタッペンは、次のように話す。「今シーズンのレーススケジュールはとても短い。マシンに組み込むのは難しいだろうが、いずれその答えは出る」

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