F1オーストリアGP(2020年7月3日(金)から7月5日(日)決勝レース)が2日目を迎え、予選が行われた。
●【予選結果】【予選結果】2020年F1第1戦オーストリアGP予選Q1-Q2-Q3のタイム結果
天候は晴れ、気温25℃、路面温度54℃、湿度36%のドライコンディションの中で始まった。
昨年のポールポジションはシャルル・ルクレール(フェラーリ)の1:03.003だった。
■予選Q1
18分間の予選Q1が始まると、まずニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)がコースイン。ラティフィはFP3で赤旗を出すクラッシュを喫し、ほとんど走行できなかったので周回数を重ねたいところ。パーツ交換など修復は間に合ったようだ。
その後アルファロメオ勢もコースインし、ウィリアムズとアルファロメオの4台が周回を重ねていく。
途中、ピンク・メルセデスと呼ばれるレーシングポイントのランス・ストロールがトップタイムを記録。このマシンの速さは各チームがマークしている。
予選Q1落ちはケビン・マグヌッセン(ハース)、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)だった。
ホンダF1は4台ともQ2へ進出した。
■予選Q2
15分間のQ2が始まったものの各車まだガレージの中でセットアップを進める。
残り10分を切ってルイス・ハミルトン(メルセデス)が1:03.325のトップタイムを刻んだ。
そんな中、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は一人だけ黄色のミディアムタイヤでコースイン。明日の決勝レースをミディアムタイヤでスタートして有利にレース運びをしたいという狙いだ。結局、フェルスタッペンは8番手でQ3へ進出した。
ここでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がまさかの11番手でQ2ノックアウトになってしまった。今シーズンがフェラーリでのラストランとなるベッテルだが、悔しい開幕戦の予選となった。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)は10番手で通過したものの無線で「10番手」と伝えられると「クレイジーだ」とだけ応えた。
Q2ノックアウトは、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)、エステバン・オコン(ルノー)、ロマン・グロージャン(ハース)だった。
ホンダF1はレッドブル・ホンダの2台がQ3へ進出した。
■予選Q3
いよいよ10分間の戦いが始まった。これが各チーム本当の速さを見せる時だ。
各ドライバーはまずタイムを出し、その後ガレージの中で最後の時を待つ。
残り1分のところで続々とコースインし、コース上はラストアタックに向けて渋滞している。
残り1分時点でのトップはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が1:02.939だ。そしてモニターが映した出したのはそのボッタスがコースアウトしたシーンだった。ボッタスはグラベルの中を走行しながらコースに戻っていったが、ラストアタックでこれ以上のタイムアップは望めない。
しかし、ラストアタックでルイス・ハミルトン(メルセデス)はタイムアップならず2番手。フェルスタッペンもタイムアップならず3番手となった。
4番手にランド・ノリス(マクラーレン)が入ってきたのは注目だ。レーシングポイント勢は6番手セルジオ・ペレス、9番手ランス・ストロールだった。
タイムが伸びなかったルクレールは7番手が精一杯。そのフェラーリに来季移籍するカルロス・サインツ(マクラーレン)は8番手。そのマクラーレンへ来季移籍するダニエル・リカルド(ルノー)は10番手となった。
アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は5番グリッドから明日のレースを戦う。
今季開幕戦となる明日の決勝レースは日本時間22時10分スタートだ。
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