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ハミルトンの政治的姿勢を“全面的に支持する”とF1首脳

F1モータースポーツ担当マネジングディレクターのロス・ブラウンが、最近ルイス・ハミルトン（メルセデス）が行った政治的発言を「全面的に支持する」と語った。

アメリカのミネアポリスでジョージ・フロイドが警官によって殺害されるという事件が発生して以来、ハミルトンはSNSを通じてF1を含め人種差別問題に沈黙の姿勢を保っている者たちを批判するコメントを行ってきている。

さらに、ハミルトンは新型コロナウイルスに対するイギリスのボリス・ジョンソン首相の対応を酷評するとともに、最近では1600年代終盤から1700年代初頭にかけて奴隷貿易で得た財を用いて慈善活動を行ったエドワード・コルストンの彫像を市民が川に投げ捨てたことを公然と支持している。

ハミルトンは、コルストンは「奴隷商人」であり、そのほかの「人種差別主義者たちの像」も取り壊すべきだと主張し、「次はどれだ？」と投げかけている。

ブラウンはテレビ局『Sky（スカイ）』に対し、ハミルトンが示している最近の政治観は「非常にもっともだ」と語り、F1としても支持していくつもりだと次のように語った。

「ルイスはスポーツにとって素晴らしいアンバサダーだし、彼のコメントは非常にもっともだ。我々は全面的に彼を支持するよ」