7回F1王者となったミハエル・シューマッハの弟であり自身も元F1ドライバーであるラルフ・シューマッハが、兄の息子であるミック・シューマッハはそう遠くない将来F1でデビューを飾ることができるだろうと語った。
かつてウィリアムズやトヨタで活躍した44歳のラルフ・シューマッハだが、その息子であるダビトも現在F1を目指してレースに取り組んでいる。
しかし、ラルフ・シューマッハは自分の息子にとってF1はまだ手が届くところにはないものの、甥っ子であるミックはすでに重要な時期を迎えていると次のように語った。
「まず、彼(ダビト)には黙って静かにF3で始めることが必要だよ。F1ははるか先にあるし、彼にはそのことを考える必要すらない」
「ミックに関しては、今シーズンの成り行きを見ることを提案したいと思う。F2で走る彼にとっては非常に重要なシーズンになるだろうし、ミックにはもう少し時間が与えられることが必要だろうと思う」
そう語ったラルフだが、すでにかつて父親が大活躍を見せたフェラーリのドライバーアカデミーの一員となっているミックには遠からずチャンスが訪れるはすだと考えている。
「ミックにはF1へ行く大きなチャンスがある。例えば、アルファロメオからね」
フェラーリと密接な関係にあるアルファロメオに言及しながらそう語ったラルフは次のように付け加えた。
「キミ・ライコネンはもうじきそのキャリアを終えるかもしれないし、アントニオ・ジョビナッツィはそれほど強くはない。だからミックのような若手ドライバーにもチャンスがあると思うよ」