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【ルノーF1】リカルドの後任決定を「急ぐ必要はない」

2020年05月20日(水)18:52 pm

ルノーF1チームの関係者が、2020年シーズン限りでチームを去るダニエル・リカルドの後任ドライバー決定を「急いではいない」と語ったと報じられている。

2019年にトップドライバーのひとりであるリカルドを獲得したルノーだが、2019年型マシンには戦闘力がなく、自分たちがエンジンを供給するマクラーレンにも敗れてコンストラクターズランキングは前年の4位から5位へと下がってしまった。

そして、新型コロナウイルスにより2020年のレースが開始されない状態のもと、リカルドは2021年にマクラーレンへの移籍を決めてしまった。

フランスを代表する自動車会社のルノーだが、カルロス・ゴーンのスキャンダルに加え、新型コロナウイルス問題が発生したことで財政的にも非常に厳しい状況を迎えており、F1ワークスチーム撤退のうわさも根強くささやかれ続けている。

伝えられるところによれば、ルノー・グループは新型コロナウイルス危機からの脱却に向けて政府保証により50億ユーロ(約5900億円)の借り入れを行ったとされているが、フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』はこれに関連付けて次のように報じている。

「この流れからすれば、F1は分別のない支出だと見なされるかもしれない」

だが、エンストンとヴィリーにファクトリーを構えるルノーF1チームのある関係者は、ルノー本体が苦戦しているとしても、F1ワークスチームの状況は「それほど悪くはない」と主張しているようだ。

実際のところ、リカルドの後任候補には今季限りでフェラーリを離脱することが決まったセバスチャン・ベッテルや、かつてルノーで2度F1王者に輝いたフェルナンド・アロンソの名前もあげられている。

さらに、ルノーの育成ドライバーであり、今季はF2にフル参戦する予定となっているデンマーク出身のクリスチャン・ランガーにもチャンスがあるのではないかと言われており、前出の関係者もルノーは2021年のドライバー決定を「急ぐ必要はない」と語ったとされている。

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