元F1ドライバーのミカ・サロが、2021年にダニエル・リカルドの加入が決まったマクラーレンは「宝くじを当てたようなもの」だと語った。
12日(火)にセバスチャン・ベッテルが今季限りでフェラーリを離脱することが発表されたが、そのわずか2日後の14日(木)にはルノーのリカルドが来季はマクラーレンへ、そしてマクラーレンのサインツが2021年にはベッテルの後任としてフェラーリへ移籍することが相次いで発表された。
2019年にレッドブルからルノーに移籍したリカルドだが、実質的にはまだ2シーズン目の開幕を迎える前にマクラーレンへの移籍を決断したことになる。
「リカルドにとってはかなりのリスクだが、マクラーレンにとっては宝くじを当てたようなものだ」
母国フィンランドのテレビ局『MTV』にそう語ったサロは次のように続けた。
「彼ら(マクラーレン)はレッドブルやルノーの情報をもたらす経験豊かなドライバーを獲得するわけだ。マクラーレンは改善しつつあるチームだし、来年は調子がさらに上がる可能性もある」
「彼らは長期にわたって低迷状態にあった。だが、彼らは新たなエンジン(メルセデス)を手にすることになるし、チームも改善を続けていけるだろう」
サロは、リカルドにとってはランド・ノリス(マクラーレン)の方がエステバン・オコン(ルノー)よりも一緒にうまくやれるチームメートのはずだとも語り、次のように付け加えている。
「彼らは間違いなく楽しくやれるはずだよ。そして、楽しければ物事もいい方向へ向かうものさ」