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ケビン・マグヌッセン「ハースF1にとっては新型コロナ危機が有利に働くはず」

2020年05月04日(月)18:20 pm

ケビン・マグヌッセンが、現在所属しているハースがこのままF1から撤退することはないはずだと語った。

2016年にF1参戦を開始したアメリカンチームのハースだが、4年目の2019年には参戦以来最低の成績にとどまってしまった。

こうしたことから、ハースのオーナーであるジーン・ハースがF1から撤退することを決断するのではないかとのうわさがすでに昨年からささやかれ始めていた。

「昨年のことでジーンが不満を感じていたことは僕にも理解できるよ。だけど、それは昨年に限った問題だったんだと思っている」

母国デンマークの『BT』紙にそう語ったマグヌッセンは次のように付け加えた。

「ジーンも小規模ながらすごくいいチームがあることは分かっている。それに、F1では今面白いことがすごくたくさん起きているし、それが僕たちにとってのアドバンテージになる可能性もある」

マグヌッセンが言う面白いことのひとつは、2021年に導入予定のバジェットキャップ(チーム予算上限値)を引き下げようという動きがあることだ。

本来、2021年には1億7500万ドル(約190億円)のバジェットキャップが導入される予定だったが、現在の新型コロナウイルス危機による経済状況を鑑み、それを大きく引き下げるための話し合いが行われている。そして小規模チームたちを中心に1億ドル(約110億円)に設定するべきだとの声も出ている。

「コロナウイルス危機により予算上限値は下げられることになるようだし、それによって僕たちがさらに競争力を高めることもできるだろう。今検討されている上限値は僕たちの予算に近いものだからね」

そう語ったマグヌッセンは次のように付け加えた。

「つまり、僕たちは基本的に何も変えることなく続けることができるわけだ。その一方で僕たちより上にいる多くのライバルたちは縮小を余儀なくされることになる。ジーンにとっては面白くなるはずだよ」

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