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F1開催を許可するかどうかは「安全対策」次第だとオーストリアの厚生大臣

2020年04月30日(木)18:17 pm

オーストリアの厚生大臣が、7月にレッドブルリンクで2020年のF1が始動できるかどうかに関しては、どのような「安全対策」をF1が講じることができるかどうかにかかっていると語った。

現時点において伝えられている内容は、レッドブルリンクで7月5日と翌週12日に2週連続でレースを開催することになるが、観客やメディア関係者はサーキットに入れないとともに、チームスタッフたちに関しては広範に新型コロナウイルスの検査を行うという対策が練られているようだ。

今のところ、そのレッドブルリンクでのF1レースが実現する可能性はかなり高いと考えられている。

こうした中、オーストリアの厚生大臣を務めるルドルフ・アンショバーは地元のラジオ局に対し、F1レース開催にOKを出すかどうかは「すべて主催者が提示する安全対策次第だ」と語り、次のように続けた。

「そういうイベントに関しては非常に厳しい制限のもとで行われる場合に限って認めることになるだろう。そしてこういう状況にあっては、大勢の観客がいないことが条件になるのは言うまでもないだろう」

現在オーストリアに住んでいる元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、シュピールベルクにあるレッドブルリンクで2020年のF1シーズンが始動できることを期待しているようだ。

「現時点では、そうなって欲しいと思うよ」

「ここオーストリアでは人々が社会的距離のルールをきちんと守っているのが見て取れる」

「F1にどれほど多くの仕事がかかわっているのかを忘れてはならない。こうした議論はサッカーではよく耳にするが、F1チームだって大企業なんだ。だから行動に移すことが必要だし、そうでなければ見通しは極めて恐ろしいものになる」

ドイツの『Bild(ビルト)』にそう語ったラルフ・シューマッハは次のように付け加えている。

「ひとつのサーキットで2つのレースを行うことやゴーストレース(無観客レース)などの対策が検討されているが、私は正しいと思っている。それが危機的状況から抜け出す方法だよ」

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