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ヒュルケンベルグ「新型コロナによってF1復帰計画は宙ぶらりん」

2020年04月17日(金)5:45 am

昨年までルノーF1でドライバーを務めていたニコ・ヒュルケンベルグが、新型コロナウイルスによって2021年にF1復帰を目指す計画が暗礁に乗り上げたのは確かだと認めた。

2019年シーズン限りでルノーのシートを失ったヒュルケンベルグだが、現時点では世界中のモータースポーツが新型コロナウイルスによって中止に追い込まれており、レース活動をすることができないという意味ではほかのドライバーと大差のない状況に置かれている。

だが、今年のF1が停滞しているということは、実際問題として2021年に向けたドライバー市場もほぼ凍結に近い状態になるものと考えられている。そうなれば、ヒュルケンベルグの2021年のF1復帰に向けたハードルはより一層高くなってしまいそうだ。

現在の状況によって来年のF1復帰はさらに難しくなりそうかと尋ねられたヒュルケンベルグは、母国ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように答えた。

「答えるのが難しい、いい質問だね」

「間違いなく全てが通常のリズムではなくなっているよ。現時点ではドライバーの移籍など話題にも上らないし、レースがなければ誰も注目を集めることもできない。いい意味でも悪い意味でもね」

「僕たちは宙ぶらりんの状態だよ」

しかし、レースが行われていないとはいえ、今年で現在の契約が満期を迎えるドライバーも少なくない。現在のドライバーラインアップをそのまま来年に持ち越すチームもあるだろうし、あるいはチームとしての収入が大幅に減ることから、より多額のスポンサーマネーを持ち込むことができるドライバーとの契約を望むチームも出てくるかもしれない。

しかし、ヒュルケンベルグは実際のところどのように状況が展開していくのかは全く予想もつかないと次のように語った。

「現時点では全て空論でしかないよ。どういうカードが転がり込むかを予想することなどできない。誰にとっても初めての状況だからね」

「もし世界が再び回り始めてシーズンがスタートすれば多くの問いが生じてくるだろう。だから、僕にできるのは調子を維持しながら目を配り、正しいときに正しい場所にいられるよう望むことだけさ」

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