元F1ドライバーのヤン・ラマースが2020年のF1レースを開始するにあたっては週の半ばにレースを行うことを考えてもいいのではないかと語った。
現在63歳のラマースは、今年35年ぶりに復活開催されることになっていたF1オランダGPのスポークスマンを務めている。
そのオランダGPを始め、ここまでにすでに9レースの延期もしくは中止が決まっているF1だが、現時点ではなんとか夏以降にはレース開催にこぎつけたいと考えている。
そして、少しでも多くのレースを開催したいF1としては、カレンダーに大きな見直しを施すことで3週もしくは4週にわたる連続開催や、ひとつの週末に2レースを開催することなども検討しているようだとも伝えられている。
1980年代を中心にF1で23戦(予選落ちは除く)に出走した経験を持つラマースは母国オランダの『NOS(オランダ放送協会)』に次のように語った。
「グランプリを(サッカーの)UEFAチャンピオンズリーグみたいに火曜か水曜の夜にやるわけにはいかないのかな?」
「モータースポーツが好きではない家族と一緒にほかのことをしたいと思う人もいるだろうし、どうしてグランプリを常にそういう時間帯で行う必要があるのかな?」
ラマースは、今回の新型コロナウイルス問題がF1に新たな方向性をもたらす可能性もあると示唆するように次のように付け加えている。
「私は、コロナウイルスによって経済もスポーツも3歩後退するものの、2歩前進するだろうとも思っている」
「我々は突然、自分たちに何ができるかを学んでいるところだ。だから、悪いことだけではないよ」