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セバスチャン・ベッテル「格下チームに移籍するかどうかは分からない」

2020年03月17日(火)18:43 pm

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が、自分が中団グループのチームに移籍してまでF1を続けたいと思うかどうかは分からないと語った。

レッドブル在籍時の2010年から2013年まで4年連続F1チャンピオンとなった実績を持つベッテルだが、現在のフェラーリとの契約は今季で満了することになっている。

ベッテルが2021年もフェラーリに残留する可能性もないわけではないが、うわさによればルイス・ハミルトン(メルセデス)やダニエル・リカルド(ルノー)などもフェラーリに移籍する可能性があると考えられており、ベッテルが2020年限りでフェラーリのシートを失う可能性もありそうだ。

もしそうなった場合のベッテルの去就だが、かつて所属していたレッドブルはすでにベッテルの復帰に関しては完全否定している。

レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコは、すでにマックス・フェルスタッペンに巨額の報酬を支払っており、ベッテルに見合うだけの報酬を払う余裕はないと示唆していた。

もしチームを移籍することになる場合、やはり報酬は重要な要素となるかと尋ねられたベッテルは『motorsport.com』のイタリア版に次のように答えた。

「ある時点で、お金は一番重要なことではなくなるよ。自分がやっていることを楽しみたいという欲求もあるからね」

「僕たちはほとんどの人たちができない仕事をしている。だからこそ、ヘルメットを被りレーシングスーツを身につける者はみんな、自分たちがそのことに感謝していることを示さなくてはならないんだ」

そうであればまた新たなことに挑戦するためにいったん中団グループに属するチームに所属するようなことも考えられるのか、と質問されたベッテルは次のように答えている。

「分からないな。その質問には答えが出せないよ」

「僕がグリッド中団にいたのは、トロロッソでキャリアを始めたばかりのころだった。そして、その後すぐにレッドブルに移ったんだ」

「トロロッソでの僕の2年目は素晴らしかったよ。僕たちは、12位争いから始めて、そのうち10位争いができるようになり、シーズン終盤にはコンスタントにトップ10に入っていたよ」

4回F1王者となったベッテルだが、実際のところメルセデスやレッドブルへの移籍は難しいと考えられており、もしフェラーリ残留がならなければマクラーレンへ移籍するのではないかとのうわさもささやかれている。

しかし、もしフェラーリのシート確保がならなかった場合、ベッテルが格下チームへ移籍してまでF1を続けようと思うかどうかは予想のしようもないのが本当のところだろう。

一方、2018年までフェラーリでベッテルのチームメートを務めていた友人のキミ・ライコネンは2007年のF1チャンピオンだが、現在は中団と言うより下位グループに属すると言ったほうがいいであろうアルファロメオに所属している。

2020年のアルファロメオはさらに戦闘力が低いとの下馬評がささやかれており、ベッテル同様今季で契約が満期を迎える40歳のライコネンが2021年以降F1を続けることになるのかどうかもまだ不透明だ。

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