【F1】「簡単に開催できる」ソチから1,750km離れたロシアの首都モスクワでレース代替？

2020年03月14日（土）22:15 pm

モスクワ・レースウェイは、ロシアの首都モスクワから100kmに位置する常設サーキットだが、2020年に延期されたグランプリの1つとして「議論する準備ができている」と語った。

これまでのところ、9月に予定されているF1第17戦ロシアGPの開催地ソチでは、新型コロナウイルスの影響を受けていないようだ。ロシア国内で報告されている新型コロナウイルス（Covid-19）は45症例のみだ。（3月14日12時時点、日本の厚生労働省発表）

モスクワ・レースウェイは、F1第17戦ロシアGPのソチ・オートドロームから1,750km離れている。

「誰もまだ私たちに連絡してきていません」とモスクワ・レースウェイのマーケティングディレクター、タチアナ・マキナは『Match TV（マッチTV）』に語った。

「このような大規模な競技会を開催する問題は、州レベルで解決されていることを誰もがよく知っています。しかし、そのような疑問が生じた場合、我々は議論する準備ができています」と彼女は付け加えた。

「私たちはこのレベル（F1）のレースを実施するために必要なライセンス（グレード1）を持っています。サーキット建設時には座席が不足していましたが、おそらくこれはもはや必要ではなく、とにかく簡単に開催することができます」

■「誇張しすぎ」2人のロシア人レーシングドライバー語る

2人のロシア人のレーシングドライバーは、新型コロナウイルスのパンデミックに対する反応が誇張されていると考えているようだ。

「彼らはウイルスを恐れており、数百万ドルの大規模なショーを中止したことは馬鹿げている」とル・マン24時間やGTなどに出走していたアレクセイ・ワシリエフは『Sportbox』に語った。

そして、元ミナルディのテストドライバーであるセルゲイ・ズロビンは、新型コロナウイルスの誇大広告は最終的にはなくなると考えているようだ。

「どこでも損失が重大な値に達すると、問題は解決するんだ」

「人々は長い間家に長く居ることはできないよ。何かをする必要がある。レーシングチームはレースをする時だけお金を稼げるんだよ」