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【ホンダF1】田辺TD「2チームとも昨年以上の成績を挙げる」コロナウイルスは臨機応変に対応

2020年03月13日(金)4:33 am

新型コロナウイルスを懸念しF1開幕戦オーストラリアGPも開催するのか否かの判断が待たれるが、今シーズンのチャンピオンをレッドブルとともに狙うホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が開幕戦への意気込みを次のように語っている。

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■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)

「いよいよ2020年のF1グランプリ開幕戦が、今週末にオーストラリアで開催されます。例年のことですが、オフシーズンはアッと言う間に過ぎ去っていったような気がしています。

ここまで、スクーデリア・アルファタウリとは3年目、アストンマーティン・レッドブル・レーシングとは2年目となる今シーズンに向けて、Sakuraと英国ミルトン・キーンズ(Milton Keynes)のメンバーはその2つのチームと一緒に懸命の準備を進めてきました。

昨年までの土台を基にPUの信頼性向上とパフォーマンスアップ、また車体のパッケージのさらなる進化を目指して開発を行っています。

先日バルセロナで行われた6日間のテストではPUと車体ともども、信頼性、パフォーマンスに対してポジティブな手ごたえを得ており、まずはここまでのメンバー全員の努力に感謝したいと思います。

今年は昨年からテクニカルな部分でのレギュレーションの変更がないため、各チーム間で激しい戦いが繰り広げられるシーズンになると想定しています。昨年はHondaにとって2015年のF1復帰以降初勝利や初表彰台を獲得し、両チームと一緒に確実な前進を見せることができましたが、今年はさらなる進歩を遂げ、2つのチームそれぞれが昨年以上の成績を挙げることを目指して戦います。

どんなときでも、皆さんの応援が我々の力になっています。今年もぜひとも熱い応援をよろしくお願いいたします。

最後に、一連のコロナウイルスの問題について、Hondaとしても公衆衛生および従業員の健康・安全を最優先とし、人や物の移動、勤務形態などについてさまざまな対応を重ねてきました。多くの検討を重ねた上で、開幕戦の開催を決定した主催者およびFIA、Formula Oneなどの判断を尊重しており、その意向に従っていく次第です。先行きの見えない状況ではありますが、臨機応変に状況に対応しながら、プロジェクトに取り組んでいきます」

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