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【F1】2020年はレッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペン時代の幕開けに?

2020年03月10日(火)20:31 pm

2020年はメルセデスとレッドブル・ホンダによるタイトル争いが展開されるF1シーズンになるのはほぼ確実だと考えられている。

2月にバルセロナで2回に分けてトータル6日間のF1プレシーズンテストが行われたが、現チャンピオンチームのメルセデスが速さを示す一方でフェラーリはペースが上がらずじまいだった。

レッドブル・ホンダもタイム的にはそれほど目立つ位置にはいなかったものの、さまざまな走行データなどの分析によれば、レッドブル・ホンダが唯一メルセデスに対抗できるチームだと考えられている。

2016年シーズンまでF1最高責任者として采配をふるっていたバーニー・エクレストンの目にもフェラーリの不振は明らかだったようだ。

「あのクルマ(フェラーリ)はどう見てもよくないね」

スイスの『Blick(ブリック)』紙にそう語ったエクレストンは次のように付け加えた。

「だが、赤いマシン(フェラーリ)の何百万人ものファン同様、私も驚かされることを期待しているよ」

しかし、プレシーズンテストでは目立つ速さを見せなかったフェラーリだが、予選はともかく、長丁場での戦いとなる決勝では十分に戦えるだけの力があると見ている者もいる。

今年5月に35年ぶりに復活開催されるF1オランダGPの主催責任者でもある元F1ドライバーのヤン・ラマースは『NOS(オランダ放送協会)』に次のように語った。

「もちろん、フェラーリはトップ3に位置しなくてはならない。だが、バルセロナではそうは見えなかった」

「しかし、オーストラリア(開幕戦/15日決勝)では彼らがその位置にいるだろうと予想することができると思うよ」

とは言え、ラマースも、場合によってはフェラーリが中団グループチームによってプレッシャーをかけられる可能性もあると考えているようだ。

「今年はピンクのメルセデス(レーシングポイント)もいる」

そう語ったラマースは次のように付け加えた。

「(選手権)3位争いが熾烈なものになる可能性はある。ルノーとマクラーレンもそこにからんでくるだろうと思うよ」

だが、ラマースにとって今年最も期待しているのは母国オランダを代表して戦っているマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の初タイトル獲得だ。

「レッドブルはバルセロナでのスケジュールをやり終えていた。そして私の直感では、彼らは我々が考えている以上に銚子がよさそうだ」

かつて全日本F3000選手権に参戦していたことで日本でもなじみのある63歳のラマースはそう語ると次のように付け加えた。

「私は、7回目のF1タイトルをとるのがどれほど難しいことなのかをメルセデスが思い知らされることになると思っている。レッドブルとマックス・フェルスタッペンの時代がもう始まっているんじゃないかな」

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