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フェラーリのスキャンダルがベッテルの去就にも影響?

2020年03月09日(月)16:33 pm

かつてトヨタなどで活躍した元F1ドライバーのティモ・グロックは、現在大きな話題となっているフェラーリとFIA(F1統括団体である国際自動車連盟)の“密約スキャンダル”が引き金となってセバスチャン・ベッテルがフェラーリ離脱を決心するかもしれないと考えている。

FIAはレギュレーションに違反しているのではないかと疑惑の目を向けられたフェラーリの2019年型F1エンジンの調査を行っていたものの、その詳細を明らかにすることがないままフェラーリとの間で調査を終了することで“合意”したことを発表。

ライバルF1チームたちはこれに対し、共同声明を発表し、法的手段に訴える可能性も示唆している。

ベッテルと同じドイツ出身のグロックは、この件が今季でフェラーリとの契約が切れるベッテルの去就にも影響を及ぼすのではないかと『ran.de』に次のように語っている。

「それに関しては今回のフェラーリの話がどういう結末を迎えるかにもよるんじゃないかと思っている」

「このことが彼(ベッテル)が『これで終わりだ』という理由になるのではないかと想像できるよ」

もしそうなった場合、ベッテルが次に行くのはどのチームになると思うかと質問されたグロックは次のように答えた。

「ひょっとしたらマクラーレンじゃないかな」

「彼らはドイツ人のアンドレアス・ザイドルをボスに迎え、最近上昇基調に乗ってきたばかりだ。彼が経験豊かなドイツ人をチームに加えたいと思うだろうと想像することもできるからね」

現在はDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦しながらドイツのテレビ局でF1解説者も務めるグロックは、現在フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットの立場を危うくする可能性もあるだろうと考えている。

「こういうビジネスにはつきものだが、責任者が去らなくてはならない状況となる場合もある」

そう語った37歳のグロックは次のように付け加えている。

「なぜなら、彼はどういうことが起きているのかがはっきりと分かっていたわけだし、何かが起きたときにはその結果を受け入れなくてはならないのだからね」

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