レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、今年母国で35年ぶりに復活開催されるF1オランダGP(5月3日決勝)で、あまりにも周囲が過熱してしまうことが心配だと語った。
フェルスタッペンはドイツのテレビ局『RTL』に対し、オランダGPが自分にとってストレスが大きいものになる可能性があると考えていることを認め、次のように語った。
「僕はメルボルン(オーストラリアGP)に行ったときに毎回そういう状況を目にしていたんだ」
フェルスタッペンが言及したのは2018年までチームメートを務めていたオーストラリア出身ドライバーであるダニエル・リカルドのことだ。フェルスタッペンから見ればメディアやファンから過剰なほどに注目されたリカルドはホームレースで常に大きなプレッシャーを抱えていたという。
「彼にとってそれはかなりつらいことだったんだ。僕はそういう状況には絶対に陥りたくないよ」
22歳のフェルスタッペンはそう語ると次のように付け加えた。
「結局のところ、僕はレースをするためにあそこに行くわけだし、それが一番大切なことだからね」
ここ数年は多くのグランプリでオレンジ色のシャツを着たフェルスタッペン応援団の存在が目立つ状況となっているが、フェルスタッペンのホームレースともなれば恐らくサーキット全体がオレンジ色に染まるような状況となるだろう。
だが、フェルスタッペンは、自分にはレースに集中することが必要なんだということを母国のファンが理解してくれることを期待していると次のように語った。
「素晴らしい週末になるだろうね。だけど、僕は自分自身とチームにとって素晴らしい週末にするために集中しなくてはならない。そのこともみんなには理解してもらわないとね」