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ライバルたちは「ピンクのメルセデス」をねたんでいるだけだとレーシングポイント技術責任者

2020年03月02日(月)19:01 pm

レーシングポイントのテクニカルディレクターを務めるアンドリュー・グリーンが、ライバルチームであるマクラーレンたちは単に“嫉妬”しているに過ぎないと主張した。

2月に合計6日間にわたってバルセロナで行われた今年のF1プレシーズンテストでは、2019年型メルセデスF1マシンとそっくりな形をしたレーシングポイントF1マシンが好調ぶりを示し、ライバルたちからは皮肉を込めて「ピンクのメルセデス」と呼ばれるようになっている。

さらに、マクラーレンやルノーは今季の開幕戦F1オーストラリアGPが行われる来週末のメルボルンで、レーシングポイントの2020年型車に関して正式に異議申し立てを行う可能性もあるとうわさされている。

グリーンは、こうした報道に対して次のように語った。

「彼らが我々に対してどういう種類のクレームをつけるつもりなのか分からないよ。我々がやったことは完全にルールに則っているからね」

「もしほかのチームが我々と同じやり方をしなかったとしても、それは彼らが行った選択なんだ。彼らにも同じことをするチャンスはあったのにね」

もしレーシングポイントが実際にメルセデスからF1マシンの設計図を入手してそれをもとに2020年型マシンを製造したのであればそれは違法となる。だがグリーンは、自分たちのマシンの設計にあたってはメルセデスF1マシンの写真を詳細に分析しただけだと主張している。

しかし、マクラーレンのドライバーを務めるカルロス・サインツは、それは信じられないと次のように語っている。

「僕はうちのエンジニアたちにどうして僕たちもメルセデスをコピーしなかったのか尋ねたんだ。そうしたら、彼らはそれは不可能だと答えたよ。F1は詳細な部分が決め手となるんだけど、そういう細かい部分までコピーするのは不可能だとね」

「僕は彼ら(エンジニア)の言うことを信じるし、それ以上のことを言うつもりはないよ」

だが、グリーンは、マクラーレンやほかのチームは単に自分たちに嫉妬しているだけだと次のように語った。

「彼らが我々のことを話題にしているのはうれしいよ。それは我々がいい車を作り上げたということを示すものだからね」

「もし我々が下の方に沈んでいたなら、誰も我々のことなど考えもしないさ」

一方、メルセデスエンジンを搭載しているレーシングポイントだが、今年のプレシーズンテストではメルセデスのワークスチームやメルセデスエンジンを搭載するウィリアムズがエンジントラブルを抱えてしまっていた。

だが、グリーンはレーシングポイントではメルセデスエンジンの信頼性を心配はしていないと次のように語っている。

「メルセデスは問題を把握していると信じているし、彼らがそれに適切に対応するであろうことに疑いを抱いてはいないよ。テストはそうした問題を発見するためにあるものだからね」

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