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「ホンダF1エンジンは信頼性だけでなくパワーも大きく進歩した」とレッドブル首脳

2020年03月02日(月)17:15 pm

レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、2020年F1シーズンに向けて強い自信を示した。

2月にバルセロナにおいてトータル6日間で行われた今年のF1プレシーズンテストでは、今年7年連続での王座獲得を狙うメルセデスがやはり強さを示した。

だが、トップ3チームのうち、フェラーリはあまりペースが上がらず、メルセデスと本当に戦えるのはレッドブル・ホンダなのではないかとの見方が強くなってきている。

マルコは今年のレッドブル・ホンダは強さが発揮できるはずだと次のように語った。

「クルマは我々が期待し、望んだようなものに仕上がっているよ」

「我々はシーズンをスタートするにあたって非常に前向きな感触を抱いている。マックス・フェルスタッペンを最年少F1チャンピオンにするという目標に一歩近づいたよ」

そう語ったマルコだが、本当のところは実際にシーズンが開幕してみないと分からないと次のように続けた。

「テストはだましあいだし、チームたちは実際に何をやっているのかを隠すものだからね」

「だが、間違いなく我々はここ数年の中では最もいい準備ができているよ」

「私はオーストラリア(開幕戦/15日決勝)ではメルセデスと優勝争いができると思っている」

マルコはさらに、ホンダエンジンの信頼性が向上したことで、2020年には規定数以上のエンジンを投入してグリッド降格ペナルティーを受けることは回避できるはずだと考えている。

「信頼性には問題ないと考えている」

「昨年はテストベンチで500kmしかできなかったが、今年はすでに5000kmをこなしているんだ」

「だが、最も重要なのはホンダがパワーにおいても非常に大きな進歩を遂げたことだよ」

「だから、メルセデスとフェラーリとは互角に戦えると期待しているし、予選でも大きな進歩を見せられるはずだよ」

一方、レッドブル・ホンダの挑戦を受けることになるメルセデスでは、テストでエンジンに問題を抱えるなど、一抹の不安を抱えながらシーズン開幕を迎えることになりそうだ。

昨年通算6回目のF1ドライバーズタイトル獲得を達成したメルセデスのルイス・ハミルトンも2020年シーズンには不安を感じていると認めている。

「ああ、心配だよ。バルセロナではもっとうまくやれるだろうと期待していたからね」

そう語った35歳のハミルトンは次のように付け加えた。

「僕たちはかなり多くの問題を抱えているし、その解決にどれほどの時間がかかるのか分からないんだ」

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