フェルナンド・アロンソが今年もマクラーレンのインディカー・チームで自身3度目となるインディ500挑戦を行うことが明らかとなった。
昨年もマクラーレンと共にインディ500挑戦を行ったアロンソだが、そのときは予選敗退に終わり、決勝に駒を進めることができなかった。
今年通算3度目のインディ500挑戦を目指すにあたり、アロンソは当初インディカーの有力チームであり2017年の初挑戦のときに組んでいたアンドレッティ・オートスポーツからの参戦を目指していた。
だが、うわさによれば同チームにエンジンを供給するホンダがそれを拒否したと言われている。
アロンソはシボレーエンジンを搭載するほかのチームにも打診していたようだが、結局今年もマクラーレンからエントリーすることで落ち着いたことになる。
マクラーレンはこれにより、オリバー・アスキューとパト・オワードにアロンソを加えた3台体制で5月24日に決勝が行われる2020年のインディ500に臨むことになり、アロンソにはカーナンバー66のマシンが用意されることになる。
マクラーレン・レーシングCEOのザック・ブラウンは今回の発表にあたり、次のように語った。
「我々は常々500に向けてフェルナンドのために3台目のクルマを走らせる用意があると言ってきた。だから、彼が我々に加わる決心をしてくれたのをよろこんでいるよ」
一方、2018年までマクラーレンからF1参戦していたアロンソだが、今年はマクラーレンとのアンバサダー契約も更新せず、マクラーレン離れが進んでいるものと考えられていた。
そのアロンソはインディ500挑戦のパートナーとして今年もマクラーレンを選択したことについて次のように語った。
「インディ500に向けていろんな選択肢を探ることが僕にとっては重要なことだった。だけど、マクラーレンが常にそのトップにいたよ」
「僕とマクラーレンには特別な関係がある。僕たちはずっと一緒にやって来ていたし、それによって強い絆や忠誠心が生まれているんだ」