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【F1現地レポート】最速はメルセデス「僕が乗っても勝てるよ」フェラーリ所属の元F1ドライバー

2020年02月20日(木)22:22 pm

合同テスト2日目の2020年2月20日(木)午前、バルセロナ・カタルーニャサーキットのコースサイドに元F1ドライバーで現在もフェラーリに所属しているマルク・ジェネが「メルセデスは速くて安定しているね」とTopNewsに語った。

■敵陣をチェックするフェラーリドライバー

地元スペイン人ドライバーのジェネは、ターン10から15の最終セクションでの走りをチェックしにきていた。

ここで何をチェックしているの?と質問すると、「メルセデスをチェックしているんだよ」とF1公式アプリでタイムをチェックしながらコース上の各ドライバーの走りを見つめていた。

元F1ドライバーの視点から見たメルセデスとルイス・ハミルトンはどう映っているのだろうか?

「メルセデスとルイス・ハミルトンはすごく速くて、すごく安定しているんだ。ほら見てよ、ロングランでこのタイムだよ」

強敵だなぁという顔をしながら、スマホのラップタイムを見せてくれた。

あなたが今乗っても勝てるんじゃない?と話を振ると、肩をすくめながら「あぁ、もちろんさ。いいクルマだからね」と語った。

■メルセデスは異次元の速さ

ルイス・ハミルトンは、ラップタイムは出していないものの、コースサイドで走りを見ればその速さは一目瞭然。他のマシンとはまったく違う速さを見せつけていた。

コーナーへの飛び込みでは無理することなく入っていきつつ、ターンインでの回頭性は驚くほどクイック。ゴーカートのようにキュッと向きを変えてしまうため、他のマシンがゆっくり走っているように見えてしまうほどだ。

メルセデスはクルマの向きを変えるのが早い分、アクセルを踏み始めるのも早くなる。クルマのステアリングを真っ直ぐにしている時間が長い分、タイヤを路面にググッとグリップさせながらグングン加速していく。そしてどのコーナーでも不安定な動きは全くなく、まるで路面にレールが敷かれているように安定して走行していた。

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