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レッドブルも今季はF1チーム予算を増強

2020年02月19日(水)19:04 pm

レッドブルも2020年のF1チーム予算を増額することを明らかにした。

2021年以降はF1チームの年間予算に1億7500万ドル(約193億円)という上限値(バジェットキャップ)が設けられることになっている。

だが、今年はこれまで通りチーム予算には何のしばりもないため、2021年以降に向けた体制強化も含め、今季は予算を使えるだけ使っておこうと考えているチームもある。

実際、フェラーリは新しい風洞設備の建設なども含め、大幅に予算を増額することを明らかにしている。

そして、レッドブルもその例外ではないようだ。

「増額は限度の範囲内だよ。我々はすでに体制的には非常にうまく構成されているからね」

ドイツの『Auto Bild Motorsport(アウト・ビルト・モートアシュポルト)』にそう語ったレッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は次のように付け加えた。

「もしバジェットキャップの導入がなければ、我々も異なる予算を組んでいただろう。だが、実際にそれが導入されることで、持てるもの全てを使う必要があるんだ」

マルコはさらに、バジェットキャップ導入を翌年に控えた今年に関しては、レッドブルは実質的に3チームに分かれて取り組んでいくことになると次のように語った。

「ひとつは現在(2020年)のクルマを、もうひとつは2021年のクルマの責任を担うことになる。3番目は(2021年から導入される)18インチタイヤ対応だ」

そして、今季型マシンを担当するチームがすでに多忙を極めているのは間違いないようだ。

19日(水)からスペインのバルセロナでプレシーズンテストがスタートしているが、開幕戦オーストラリアGP(3月15日決勝)が行われるメルボルンにレッドブルが持ち込むマシンは、マルコに言わせれば今バルセロナで走っているマシンと同じなのはカラーリングだけになるだろうという。

もちろん、レッドブルにエンジンを供給するホンダも懸命に取り組んでいるのは間違いないだろう。マルコは今季のホンダエンジンにはこれまで以上に期待していると示唆し、次のように語っている。

「我々もこれから予選モードを持つ必要がある」

開幕戦オーストラリアGPまでにはかなりの変更が加えられることが予想されるレッドブル・ホンダの2020年型車RB16だが、実際のところすでにイギリスのシルバーストンでシェイクダウン走行を行っている。

そこで得た感触について、マルコはドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語った。

「全てが機能したよ。我々の望みは開始と同時に競争力を示すことだ。エイドリアン・ニューウェイ(レッドブル最高技術責任者)はかつてなかったほど早く完成させたし、全てが有望な兆候を示している」

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