レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1オーナーのリバティ・メディアが実現を目指していると言われている年間25レースはあまりにも多すぎると考えている。
2017年から新オーナーとしてF1運営に携わっているアメリカのリバティ・メディアは、アメリカ国内でのレース増加を目指すとともに、新たな市場開発も加えて年間に25戦のF1レースを開催することを目標に掲げている。
今年はフェルスタッペンの母国オランダでのF1が復活することもあり、F1史上最多となる22戦が予定されている。だが、フェルスタッペンはこれ以上レース数が増えるのは好ましいことではないし、ましてや25戦は無理だろうと『Auto Zeitung(アウト・ツァイトゥング)』に次のように語った。
「25は間違いなく多すぎるよ」
「歴史のある素晴らしいサーキットでのグランプリに集中し、本当にいいイベントだけを20やる方がいいと思うな」
一方、2021年に新しい技術ルールが導入されることによりF1マシンのラップタイムが1周あたり最大5秒ほど遅くなるだろうと言われているが、フェルスタッペンはそのことについても次のように語っている。
「それはちょっと遅すぎるだろうね」
「現在のF1マシンは運転するには素晴らしいものなんだ」
「だけど、もしルールによってオーバーテイクがしやすくなってよりエキサイティングなものになれば、その方がいいと思う。スタートで結果が決まってしまうレースが多すぎるし、それでは面白くないからね」
フェルスタッペンはそう語ると次のように付け加えた。
「僕はクルマの見た目なんかどうでもいいんだ。重要なのはいいレースができるかどうかだよ」