ヘレス・サーキットで2021年以降F1スペインGPを開催する計画が検討されているが、現時点ではまだ大きな進展は見られないようだ。
現在スペインGPを開催しているバルセロナ-カタルーニャ・サーキットは昨年で契約が切れたものの、なんとか1年の契約延長を手にしたことで今年も第6戦(5月10日決勝)としてF1カレンダーに残っている。
だが、昨年の11月にはヘレス・サーキットがF1オーナーのリバティ・メディアとの間で2021年から3年契約でスペインGP開催に向けた話し合いに入ったことが伝えられていた。
ヘレス・サーキットは1986年から1990年までスペインGPを開催した実績を持つとともに、1994年と1997年にはヨーロッパGPとしてF1レースを開催している。
ヘレス市長のマメン・サンチェス・ディアスは昨年11月に地元紙に次のように語っていた。
「議会はヘレスでF1を復活させるために2年にわたって取り組んできています」
そして、ヘレスが属するアンダルシア州政府はすでにリバティ・メディアとの間に1年間につき2500万ドル(約27億円)の開催料を支払うという条件で基本合意に達しているとのうわさもある。
自治州政府フンタ・デ・アンダルシアの観光大臣を務めるフアン・マリンはこのほど『Andalucia Informacion(アンダルシア・インフォルマシオン)』に次のように語っている。
「何も言うことはできないんだ」
「すでに契約が済んだと言う者もいるが、5月もしくは6月にならなければどうなるかは分からない」
「このための投資は非常に高額なものとなるし、アンダルシア政府のみならずほかの自治体にもこの目的を支持してもらう必要があるんだ」