フィンランド出身元F1ドライバーであるミカ・サロが、マックス・フェルスタッペンのレッドブル残留は十分に予想できていたことであり、これが今年のドライバー市場に与える影響はほとんどないだろうと語った。
7日(火)にレッドブルがフェルスタッペンとの契約を2023年まで延長したことを発表したが、ファンやF1関係者の多くがこれほど早い時期にフェルスタッペンがレッドブル残留を決めたことに驚いたのは確かだろう。
現F1チャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデス)を始め、多くのF1ドライバーたちの現在の契約は2020年までとなっており、2021年に向けて大規模なチーム移籍が起こるだろうと考えられている。そして、フェルスタッペンも2021年にはメルセデスへ移籍する可能性もあるとうわさされていたからだ。
しかし、かつてフェラーリでドライブしたこともあるサロは母国フィンランドのテレビ局『C More(セイ・モレ)』に次のように語った。
「レッドブルはフェルスタッペンに高給といいクルマを保証することができたんだ。彼らにはマックスが必要だからね」
「マックスにとってはあらゆる面で満足のいく状況だと思うし、こうなることはかなり予想できていたよ。これで彼はシーズンに集中することができる」
「彼は次の3年間は懸命に取り組む必要があることも分かっている。契約があれば誰にとっても安心だよ」
フェルスタッペンの2021年以降の去就が早々と明らかとなったことが2021年に向けたドライバー市場の動きに大きな影響を及ぼすことになるだろうという見方もある。
だが、サロはそんなことはないと考えている。
「実際のところ、何も変わらないよ。マックスの(レッドブル)残留はかなり予想できていたことだからね」
そう指摘したサロは次のように付け加えた。
「そのほかに関してはいろんな可能性がある。かなり多くの者たちの契約が満期を迎えるからね」