レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、もしメルセデスF1マシンを手にしたならば現役ドライバーの大部分がF1チャンピオンになることができると主張した。
22歳のフェルスタッペンは、2019年に通算6回目のF1ドライバーズタイトルを獲得したルイス・ハミルトンを愚弄するつもりはないと前置きしながら母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次のように語った。
「あのクルマに乗っていたなら僕にも同じことができていたはずだと自信を持って言えるよ」
「メルセデスなら、今のドライバーたちのうち60%がF1チャンピオンになれるだろうね。クルマ次第なんだ」
「彼(ハミルトン)は間違いなく非常に優秀だし、F1史上最高レベルのドライバーだよ。だけど、彼を倒すことも可能さ」
フェルスタッペンのコメントを裏返せば、現役ドライバーのうちの40%はメルセデスF1マシンに乗ったとしてもF1タイトルを取ることができないということになる。
その40%に含まれるドライバーの名前を何人かあげてくれないかと質問されたフェルスタッペンは、微笑みを浮かべながら「それは言わないでおくよ」と答えている。
これまでにF1で10回表彰台に上った経験を持つハースのロマン・グロージャンもフェルスタッペンと同じ意見を持っているようだ。
「ルイスは素晴らしい仕事をしてきたと思っているよ。でもそれはメルセデスにも言えることさ」
スペインの『Marca(マルカ)』にそう語ったグロージャンは次のように付け加えた。
「いいクルマがなければ、F1チャンピオンになることはできないんだ」