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【マクラーレン】トップ3に追い付くのはまだ“しばらく先のこと”

2019年12月06日(金)17:44 pm

マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンが、2020年シーズンの目標はトップ3チームとの「差を縮める」ことだと語った。

イギリスの名門F1チームであるマクラーレンだが、2008年にルイス・ハミルトン(現メルセデス)がドライバーズタイトルを獲得して以来F1タイトルとは無縁のシーズンが続いている。

起死回生を目指して2015年にホンダをワークスエンジンサプライヤーに迎えたものの、そのプロジェクトは失敗に終わり、2018年からはルノーエンジンにスイッチ。しかし、今季のマクラーレンは大きく進歩を遂げ、ワークスエンジンを搭載する本家ルノーを上回るコンストラクターズランキング4位にまで浮上するパフォーマンスを見せた。

ブラウンもこの結果には自分たちも驚いたとドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語った。

「私たちもそうなることを願ってはいたが、必ずしも予想していたわけではなかったよ」

しかし、ブラウンはトップ3チームと言われるメルセデス、フェラーリ、レッドブルに追い付くためにはまだやるべきことが残されていると次のように続けた。

「トップ3チームとの差は依然として大きいし、その差を縮めるという目標がまだ残っている」

「奇跡が起きるのを期待することはできない。メルセデスを見ても分かるように、彼らだって(トップに立つまで)数年を要した。レッドブルもしかりだ」

「だから、あのグループと肩を並べられるようになるまでにはまだしばらくかかると思っている」

しかし、2014年以降6年連続でF1タイトルを独占するという快挙を達成したメルセデスのトト・ヴォルフ(チームCEO)は、2020年にはマクラーレンがもっと目立つ活躍を見せることになるだろうと考えている。

「現時点においては、レースで勝利し、タイトルを狙える可能性があるのは3チームだと言って間違いないだろう」

そう語ったヴォルフは次のように付け加えた。

「だが、マクラーレンは大きく追い付いてきたし、恐らく全チームの中で最も急速にパフォーマンスを向上させたんじゃないかな。私としては、彼らは2020年には(トップ3チームに)近いところにまで来るんじゃないかと思っているよ」

ちなみに、2020年まではルノーエンジンで戦うマクラーレンだが、2021年からはメルセデスエンジンにスイッチすることが決まっている。

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