NEXT...F1開催スケジュール

【レッドブル】すでにホンダと2022年から2年間の契約延長について交渉中

2019年11月28日(木)16:51 pm

レッドブルがすでにホンダと2022年以降のエンジン供給継続に関する話し合いを進めていることを明らかにした。

レッドブルとそのジュニアチームであるトロロッソはホンダとの間に2020年までのエンジン供給契約を結んでいるが、27日(水)にその契約を1年間延長したことを発表した。つまり、少なくともレッドブルと来年からアルファタウリとチーム名称が変わるトロロッソが2021年までホンダエンジンでF1を戦うことが確定したことになる。

「これは我々にとって大いなる安心だよ」

母国オーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』にそう語ったレッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は次のように付け加えた。

「我々はホンダに非常に満足しているからね」

最近の報道では、新たなF1レギュレーションが導入される2021年以降のF1活動継続に向けて、ホンダは特にコストの問題を懸念していると伝えられている。

2021年からはF1チーム予算にはバジェットキャップと呼ばれる上限値が設けられ、大規模チームといえどもこれまでのように巨額の予算を投入することはできなくなる。

だが、エンジンに関するレギュレーションは基本的にこれまでと大きく変わらず、エンジンメーカーの予算はバジェットキャップの対象外だ。

とりあえず、2021年にはレッドブルとトロロッソへのエンジンサプライヤーを継続することを決めたホンダだが、2022年以降の活動継続に関してはまだその態度を明らかにしていない。

こうした中、ホンダの山本雅史F1担当マネジングディレクターはドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語った。

「もちろん、いい結果を残せばそれがこの(F1)プログラムを続けるための助けとなるでしょう。しかし、投資と結果のバランスも適正なものでなくてはなりません」

「トップに立つのは簡単なことではありません。そして、我々は財政的に健全なやり方でそれを目指さなくてはならないのです」

マルコは、すでにホンダとの間で2022年以降のエンジン供給契約延長についての話し合いが行われていることを認め、次のように語った。

「我々はすでに2022年と2023年も協力関係を継続することに関してホンダとの話し合いに入っている」

「それが可能となるかどうかはコスト問題が大きく関わってくる。だが、FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)もそのことに関して理解し始めているところだ」

「彼ら(FIA)は2021年以降エンジン(開発)を凍結する意向を表明している。そうなれば、開発はほぼ停滞状態となり、コストも劇的に削減できるはずだ」

マルコは、このエンジンのコスト問題についての話し合いがどう展開していくかが、2022年以降もホンダがF1活動を継続するかどうかを決める上での大きなカギとなるだろうと次のように付け加えている。

「ホンダがさらに協力関係を継続できるかどうかということに関し、それが本当に重要なものとなるだろう」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック