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【予選レポート】レッドブル・ホンダが今季3勝目に王手!フェルスタッペンがポール獲得/F1ブラジルGP

2019年11月17日(日)4:47 am

2019年F1第20戦ブラジルGPが16日(土)、インテルラゴス・サーキット(1周4.309km)で2日目を迎え、現地時間15時(日本時間17日午前3時)から行われた予選でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。

●【予選結果】2019年F1第20戦ブラジルGP予選のQ1-Q2-Q3タイム、周回数

フェルスタッペンのポールポジション獲得は黄旗無視によるグリッド降格ペナルティーを受けたメキシコGPを除いて今季、通算ともに2回目。

ホンダ勢はアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が6番手、ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)が7番手となり、3台がトップ7に入った。

【予選Q1】クビアト無念のQ1敗退

18分間で行われたQ1では最初のアタックを終えた時点でレッドブル・ホンダ勢が速さを見せ、フェルスタッペンがトップ、アルボンが2番手で続く展開となる。トロロッソ・ホンダ勢もガスリーが8番手、ダニール・クビアトが10番手とホンダ勢4台全てがトップ10に位置する。

Q1で2回目のアタックが開始されるとフェラーリのシャルル・ルクレールが2番手に食い込んでくる。そしてライバル勢がタイムを短縮する中、いったん10番手に下がっていたガスリーは8番手ポジションを取り戻すものの、クビアトはうまくラップをまとめることができずにノックアウトゾーンに転落。16番手でQ1敗退が決まってしまった。

一方、Q1開始早々にマシントラブルに見舞われたマクラーレンのカルロス・サインツはマシンの修復が間に合わずタイムを刻むことができなかった。

Q1でノックアウトされた16番手から20番手までのドライバーは以下の通り。
16番手ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)、17番手ランス・ストロール(レーシングポイント)、18番手ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、19番手ロバート・クビサ(ウィリアムズ)。カルロス・サインツ(マクラーレン)はノータイムで予選を終えた。

【予選Q2】ホンダ勢3台がQ3進出

15分間で争われたQ2では、メルセデス勢が最初にコースに飛び込んでいく。年間規定数を超えるエンジンコンポーネント投入により決勝で10グリッド降格ペナルティーを受けることが決まっているルクレールだけが3種類のタイヤのうち中間に位置するミディアムタイヤでコースインする。

ここでも最初のアタックでフェルスタッペンが速さを見せ1:07.503を刻んでトップに立つ。ホンダ勢はアルボンとガスリーもトップ10に入るタイムを刻み、3台全てがQ3進出に王手をかけた。

そしてQ2最後のアタックが開始されるが、ここでアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィがスピンを喫し、セクター2で黄旗が振られてしまう。

その影響を受けたか、ノックアウトゾーンに位置していたドライバーはタイムを更新できず、次のドライバーたちがQ2で姿を消すことになった。

Q1に続いてQ2でもフェルスタッペンがトップタイムを刻み、幻と終わった第18戦メキシコGP以来のポール獲得の期待が膨らんだ。

Q2でノックアウトされた11番手から15番手までのドライバーは以下の通り。
11番手ランド・ノリス(マクラーレン)、12番手ダニエル・リカルド(ルノー)、13番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、14番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、15番手セルジオ・ペレス(レーシングポイント)。

【予選Q3】フェラーリもメルセデスもレッドブル・ホンダに届かず

12分間で戦われたQ3では、まずハースのロマン・グロージャン、アルファロメオのキミ・ライコネン、そしてガスリーがコースに向かい、それにフェラーリ勢、メルセデス勢が続く。そしてレッドブル・ホンダ勢が最後にコースに入り、Q3最初のアタックに臨んでいく。

まずハミルトンがトップタイムをマーク。しかし、それをフェラーリ勢が上回り、ベッテルがトップ、ルクレールが2番手で続く。そしてフェルスタッペンが縁石に乗ってマシンを飛び跳ねさせながらもベッテルのタイムを1000分の8秒短縮する1:07.623の暫定ポールタイムを刻んだ。

そして、路面温度の低下に伴ってタイムが出にくいコンディションとなりつつある状況のもとでQ3最後のアタック合戦がスタート。ここではそうした条件を考慮したレッドブル・ホンダ勢が最初に動き、ほかのドライバーたちがそれを追いかける形となる。フェラーリとメルセデスはコースインを遅らせ、集団の一番最後からアタックに望んでいく。

最後のアタックを開始したフェルスタッペンはセクター1ではタイム更新はならなかったもののセクター2で全体ベストを更新して自分が記録していた暫定ポールタイムを1:07.508に短縮する。ライバルドライバーたちは誰もそのタイムを更新することができず、フェルスタッペンのポールポジションが確定した。

アルボンは6番手、ガスリーはトップ3チームに次ぐ7番手で予選を終えている。

■予選トップ10ドライバー

ポールポジション/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:07.508
2番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:07.631
3番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:07.699
4番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:07.728
5番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:07.874
6番手/アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ) 1:07.935
7番手/ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ) 1:08.835
8番手/ロマン・グロージャン(ハース・フェラーリ) 1:08.854
9番手/キミ・ライコネン(アルファロメオ・フェラーリ) 1:08.984
10番手/ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ) 1:09.037

※なお、ルクレールが10グリッド降格となるため、ボッタス以下のドライバーたちのスターティンググリッドがひとつずつ繰り上がることになる。

F1ブラジルGP決勝は、日本時間18日(月)午前2時10分にスタートする。

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