2019年F1第20戦ブラジルGPが16日(土)、インテルラゴス・サーキット(1周4.309km)で2日目を迎え、現地時間12時(日本時間17日午前0時)から行われたフリー走行3回目でメルセデスのルイス・ハミルトンがトップに立ち、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが僅差の2番手となった。
●【FP3結果】2019年F1第20戦ブラジルGPフリー走行3回目、タイム差、周回数
曇り空のもとドライコンディションでスタートしたセッションだが、徐々に上空の雲が減り路面温度も初日に比べると高めのコンディションとなってくる。
セッション開始から15分が経過したあたりからドライバーたちが本格的な走行を開始し、順位ボードに刻まれる名前がどんどん増え始めていく。
60分のセッションが折り返し点を過ぎ、一通りドライバーたちのタイムアタックが終わった時点ではフェルスタッペンがトップに立ち、それにハミルトンとバルテリ・ボッタスのメルセデス勢、そしてシャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルのフェラーリ勢が続き、6番手にアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)がつける展開となる。
この時点ではトロロッソ・ホンダ勢もピエール・ガスリーが7番手、ダニール・クビアトも10番手とホンダエンジン勢4台全てがトップ10に食い込んだ。
セッションの残り時間が25分を切ったあたりからドライバーたちが新品のソフトタイヤに履き替え、本格的な予選シミュレーションを開始。まずは、フェラーリのルクレールがトップタイムを更新し、それにベッテルが続いていく。
だが残り時間が17分ほどとなるところでハミルトンがルクレールに0.291秒差をつけるファステストタイムを刻んでトップに躍り出る。
そして残り時間が10分に近づいたところでレッドブル・ホンダ勢もアタックを開始し、アルボンが5番手に順位を上げる。
フェルスタッペンもセクター1で全体ベストタイムを更新するも、セクター2でやや遅れてしまい、ハミルトンにわずか0.026秒届かず2番手にとどまった。
その直後にトロロッソ・ホンダのクビアトが7番手タイムをマーク。トップ3チーム以外のドライバーでは最上位ポジションにつけ、このあと行われる予選に向けて期待を抱かせる速さを示した。
一方、ガスリーはトラフィックの影響もあってか12番手にとどまり、トップ10に食い込むことはできなかった。
■フリー走行3回目トップ10ドライバー
トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:08.320
2番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:08.346
3番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:08.611
4番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:08.664
5番手/アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ) 1:09.136
6番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:09.201
7番手/ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ) 1:09.415
8番手/アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ・フェラーリ) 1:09.462
9番手/ランド・ノリス(マクラーレン・ルノー) 1:09.585
10番手/カルロス・サインツ(マクラーレン・ルノー) 1:09.588
F1ブラジルGPフリー予選は、このあと日本時間午前3時から始まる。