来季もトロロッソ・ホンダで走ることが確定したピエール・ガスリーが、いつかまたトップチームのレッドブルに復帰するチャンスを得るためにサーキットで結果を出していくつもりだと語った。
ルノーに移籍したダニエル・リカルドの後任として今季レッドブル・ホンダのドライバーに抜擢されたガスリーだが、レッドブルの2019年型F1マシンにうまくなじむことができないままシーズン前半は浮き沈みも大きく、期待された結果を残すことができなかった。
レッドブルは第13戦ベルギーGPからそのガスリーと今季トロロッソ・ホンダからF1デビューを飾ったばかりのアレクサンダー・アルボンを交代させることを決断。ガスリーにとっては再びジュニアチームに降格という悔しい経験をすることになってしまった。
「ドライバーとしては、常に最速のマシンに乗っていたいと思うものだよ」
母国フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』にそう語ったガスリーは次のように付け加えた。
「過去数か月の間に僕が学んだ最大のことは、F1というものはまさにチームスポーツなんだってことだよ」
ともあれ、23歳のガスリーは2020年にはアルファタウリとチーム名が変わるトロロッソで3年目のF1フルシーズンを迎えることになる。
「僕は今後何年にもわたってレッドブルとの契約下にある。そして目標はあそこ(レッドブル)に復帰することだけど、能力を100%使っていかないとね」
「多くのことを学べたし、いつか復帰できるチャンスがあれば、違うやり方をしたいことがたくさんあるよ」
「ドライバーなら誰でも自分が手にしたマシンで可能な限り最高のパフォーマンスを発揮したいと思うものだし、トロロッソでそれができるのはうれしいよ」
「同じ条件で復帰してもうまくはいかないだろう。だけど、僕にできる唯一のことはサーキットで答えを出すことさ」
そう続けたガスリーは次のように付け加えた。
「僕は話をするよりも、そこに焦点を合わせていくつもりさ」