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F1オランダGP実現に向けて「プランB」も用意しているとリバティ・メディア

2019年11月14日(木)19:06 pm

F1コマーシャルオペレーション担当マネジングディレクターのショーン・ブラッチスが、2020年にF1カレンダーに復活するオランダGPの開催実現に向け「プランB」を用意していることを明らかにした。

1985年以来35年ぶりに来年開催が予定されているオランダGPだが、オランダ人ドライバーであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の活躍もあり、すでにチケットは完売状態だと伝えられている。

だが、オランダGPの舞台となるザントフォールト・サーキットは地元環境団体による反対活動が大きなネックとなっている。

地元当局によってサーキット関連施設の工事は正式に認可されたものの、環境団体は引き続き法的手段も含めて、その工事差し止めを目指しており、来年5月に予定されているレースが無事に開催できるかどうかは依然として不透明な状況にある。

そうした中、F1オーナーであるリバティ・メディアの一員であり、現在F1の商業面を司る立場にあるブラッチスはオランダの時事報道テレビ番組である『Nieuwsuur(ニューシュア)』に次のように語った。

「複雑な法的問題に関して、その詳細は知らないんだ」

「だが、私はオランダの人々はこの問題に適切に対応できると思っている。私はそれを信じているよ」

とは言え、F1ではすでに史上最多となる年間22レースが組み込まれた2020年のレースカレンダーを発表しており、ザントフォールトでオランダGPが開催できるかどうかが分からない状態をただ手をこまねいて見ているだけというわけにはいかないだろう。

ブラッチスは、もしザントフォールトでの開催が難しくなった場合の安全策は用意していると認め、次のように続けた。

「もちろん、プランBは用意しているよ。それが必要になった場合に備えて、異なる選択肢を準備している」

「だが、今のところはザントフォールトとの契約があるし、綿密に計画された道筋もある。現時点では、私は5月にそこでレースができると想定しているよ」

そう語ったブラッチスだが、プランBとして検討しているのはMotoGPなどの開催地として知られるTTサーキット・アッセンであることを認め、次のように語っている。

「我々はアッセンとは今もいい関係がある。あそこは評判の高い、よいサーキットだ。我々もいつかあそこでレースをすることになるかもしれないね」

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