最近、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に関する記事がメディアを賑わせることが増えている。
■フェルスタッペンがメルセデスと事前契約?
最近のもので目を引いたのは、フェルスタッペンがメルセデスと事前契約を結んだのではないかとのうわさだろう。
そのうわさの内容は、2020年いっぱいでメルセデスとの契約が満期を迎えるルイス・ハミルトンがもし2021年の契約更新に応じなかった場合、その後任としてフェルスタッペンを起用するという条件のもとで仮契約が結ばれたのだというものだ。
このうわさについてイタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』から質問を受けたフェルスタッペンは微笑みを浮かべながら「つかみどころのない質問だね」と答えると、次のように答えた。
「僕は今自分がいるところに満足しているんだ。僕はレッドブルとともに勝ちたいと思っている」
「将来のことは言えないけれど、今現在はそういうことさ」
■ハミルトンの才能を否定したわけではない
一方、最近フェルスタッペンが通算6回目のF1ドライバーズタイトルを獲得したハミルトンの才能や彼がおさめた成功はたいしたものではないと考えているという趣旨の記事を一部のメディアが報じたが、これについて尋ねられたフェルスタッペンは次のように答えた。
「それは事実ではないよ」
「それどころか、僕は彼は過去最高レベルのドライバーだと言ったんだ。でも、同時に僕たちは誰でもクルマの自分がドライブするクルマに依存しているとも言っただけさ。もしアロンソがメルセデスにいたら、彼がそこでタイトルを取っていただろうね」
「あるチームに加わり、そこが支配的な力を発揮するようになったというような運が重要なんだ。逆に、まずいタイミングでチームに加わってしまうことだってある。だからといって、そのドライバーが優秀ではないということにはならないよ」
■メディアを通じた批判合戦に終止符
さらに、最近メディア上でお互いに批判的なコメントの応酬を行っていたフェルスタッペンとハミルトンだが、フェルスタッペンはもうそれは終わりにすることにしたと明かしている。
「僕たちはけんかしたことなどないよ。だけど、お互いに話し合ったんだ。僕は彼を尊敬しているよ」
ハミルトンについてそう語ったフェルスタッペンは次のように付け加えた。
「僕たちは無分別な連中は放っておいて、僕たちの間で問題を解決しようと約束したよ」