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【WEC】トヨタ、ハンディを背負い2位と3位 連勝記録は7でストップ/WEC上海

2019年11月11日(月)15:29 pm

2019年11月10日(日)、2019-2020年FIA世界耐久選手権(WEC)の第3戦となる上海4時間レースが行われ、レベリオン1号車が今シーズン優勝。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは2位、3位でフィニッシュし、ダブルで表彰台を獲得した。TS050 HYBRIDの連勝記録は7でストップした。

同一ポイントでシーズンをリードする2台のTS050 HYBRIDは、最大のサクセス・ハンディキャップを課されて、ノン・ハイブリッドLMP1クラス車両のライバル勢に挑戦する立場となった。しかしレベリオン1号車は着実に4時間を走り抜き、2位で追うTS050 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー)に対し66.984秒差でトップチェッカーを受けた。7号車(マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス)はそれから70.783秒差遅れの3位でチェッカーを受けた。

ドライバーズランキングでは、8号車が3点差リードの1位、7号車はドライバーズランキング2位につけている。

チームランキングでは27点差で首位を維持し、TS050 HYBRIDにとっての最後のシーズンでチャンピオンを目指している。

次戦は、約1か月後の12月14日に決勝を迎えるWEC第4戦バーレーン8時間レースだ。

■村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表

「今日のレース、特に最初の2時間は、LMP1の全車両による大激戦となりました。優勝したレベリオンチームの皆様、本当におめでとうございます。今夜は盛大にお祝いしてください。

我々はチーム一丸となり全力を尽くした結果、両車共に表彰台に上り、貴重なチャンピオンシップポイントを獲得することが出来ました。超高効率なTS050 HYBRIDの最適化に加え、的確な戦略、完璧なピット作業によりこの結果を成し遂げたチームを誇りに思います。

また私の気持ちは既に来月に行われる次のバーレーン戦に向いています。ファンの皆様にさらにエキサイティングなレースをお届け出来ればと思います。」

■TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス)
3位 (トップと1周差), 124周、ピットストップ6回、グリッド:4番手、最速ラップ:1分50秒159

■小林可夢偉(7号車)

「2台揃っての表彰台は、チームにとって予想外の好結果です。勝ったレベリオンに祝福を送るとともに、素晴らしい仕事をしてくれたチームと、TS050 HYBRIDから最大限の性能を引き出すべく全力で戦い続けてくれたマイク、ホセに感謝します。

僕が担当したレースのスタートでは、2台のジネッタと素晴らしいバトルが出来ましたが、上位を守るだけのスピードはありませんでした。次戦では今日とは違うレースができることを期待しています。」

■マイク・コンウェイ(7号車)

「可能な限りハードにアタックしましたが、ドライブスルーペナルティを受けてタイムをロスし、8号車との差を詰めることができませんでした。今日はとても難しいレースで終わってしまいましたが、次戦バーレーンでは状況が好転すると期待しています。今日のレベリオン1号車のレース展開は勝利に値する素晴らしい内容でした。」

■ホセ・マリア・ロペス(7号車)

「今日は厳しいレースでした。特にコース上の混雑の中で、ほかの車両を追い越すのが大変でした。レースウィーク当初よりも、車両のパフォーマンスが落ちているように感じられました。しかし我々はベストを尽くし、2台揃っての表彰台という、予想していた以上の結果でレースを終えることができたので、最終的な結果としては満足しています。」

■TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー)
2位 (トップと1分6秒984差), 125周、ピットストップ5回、グリッド:5番手、最速ラップ:1分50秒330

■中嶋一貴(8号車)

「今日は、TS050 HYBRIDをとても気持ちよく運転でき、レースを楽しむことができましたが、レベリオンに追いつくには明らかにスピードが足りませんでした。今日の彼らは勝利に値する戦いぶりでした。

我々は最善を尽くし、TS050 HYBRIDから全てのパフォーマンスを引き出すことができたので、更に長い距離で戦うことになる次戦バーレーンでの勝利へ向けての自信に繋がると思います。」

■セバスチャン・ブエミ(8号車)

「全体的に見て、今日のレースに満足しています。これ以上の結果は難しかったと思います。我々はベストを尽くし、クリーンなレースを行い、チームメイトも最高の仕事をしたので、よかったと思います。優勝したレベリオンに祝福を送ります。彼らと戦えるチャンスがもう少しあればよかったと思っていましたが、彼らはミスをすることなく走り抜き、我々にはスピードが足りませんでした。」

■ブレンドン・ハートレー(8号車)

「我々は限界以上のパフォーマンスで、2台揃っての表彰台フィニッシュを果たしました。LMP1クラスのライバルと素晴らしいバトルを繰り広げましたが、それだけではなく、LMP2クラスをかわすのも大変なレースでした。レベリオンの1号車は速かったですし、ミスも犯すこともなくレースを戦い、勝利に値する走りだったと思います。我々は彼らにプレッシャーを与えるべく全力を尽くしましたが、届きませんでした。」

●【画像:ラリー】アロンソ、初表彰台獲得!ダカールラリー参戦へ向けてトヨタ・ハイラックスで挑戦

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