レッドブルのクリスチャン・ホーナー(チーム代表)が、2020年にレッドブルでマックス・フェルスタッペンのチームメートを務めるドライバーを決定するためにもっと時間をかけるつもりだと語った。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは少し前に第18戦メキシコGP後に2020年のレッドブルとジュニアチームであるトロロッソのドライバーラインアップを発表するとしていたが、その後そのコメントを撤回し、第19戦アメリカGP後に発表することになるだろうと示唆していた。
だが、そのアメリカGPもすでに終わったものの、現時点でまだ誰がレッドブルのもうひとつのシートに座ることになるのかは明らかになっていない。
とは言え、大方の見方では第13戦ベルギーGP以降ピエール・ガスリーと入れ替わりにレッドブルに昇格したアレクサンダー・アルボンが来季もこのままレッドブルで走ることになる可能性が高いと考えられている。
ホーナーも先週末に行われたアメリカGPで、スタート直後にカルロス・サインツ(マクラーレン)との接触でダメージを負い、いったんは最後尾に落ちながら最終的に5位フィニッシュを達成したアルボンに言及しながらドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。
「アクシデントに遭ってフロントウイングを交換した後、彼はコース上では最速のドライバーだったよ」
「彼が集団を駆け抜けながら戦ったやり方は素晴らしかった」
そのアルボンは現在ドライバーズランキングの6番手につけている。
「彼が我々のところ(レッドブル)で走ったのはたった7レースであるにもかかわらずだよ」
そう語ったホーナーは次のように続けた。
「彼の成長ぶりは非常にめざましい。トップ争いができるようになるまでそれほど多くの時間は必要ないと私は思っているよ」
だが、ホーナーは、現時点ではそのアルボンに加え、現在トロロッソ・ホンダで走っているガスリーとダニール・クビアトの3人の中からフェルスタッペンのチームメートを選出するというレッドブルの考えに変わりはないと次のように付け加えている。
「あわてて結論を出すつもりはないんだ。ドライバーたちは全員契約下にあるから我々は時間をかけることができるしね」