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フェラーリは来季“難しいドライバー問題”を抱えるだろうとアラン・プロスト

2019年10月24日(木)16:37 pm

元F1ドライバーのアラン・プロストが、来季のフェラーリは困難なドライバー問題を抱えることになるだろうと語った。

現役時代に4度F1王者となった記録を持つプロストも、2年目のF1シーズンを迎えたばかりのシャルル・ルクレール(フェラーリ)がこれほどの活躍を見せるとは思っていなかったようだ。

プロストは母国フランスの『RMC Sport(RMCスポール)』に対し、モナコ生まれのルクレールはすでにF1の「大スター」と言うにふさわしいと語り、次のように続けた。

「フェラーリはこれまで若手ドライバーを起用したことなどなかったが、彼は非常に短期間で順応し、ほぼナンバー1処遇を得られるところにまで至っている。フェラーリにとってこんなことは初めてだ」

「ときには困難を抱えることもあったが、ああいうプレッシャーに耐える力があるかどうかはよく分からない。それでも非常に素晴らしい成熟度を示しているよ」

そう語ったプロストは、自分と同じ4回のドライバーズタイトル獲得実績を持つセバスチャン・ベッテルとルクレールのライバル関係が今後チーム内で大きな問題となる可能性もあると考えている。

「管理する側にとっては複雑な状況だからね」とプロストは続けた。

「経験があるベッテルがチームにおけるナンバー1だと考えられていた。だから、それをうまく管理するのは大変だよ。とりわけ、来年はもっと難しくなるだろうと私は思っている」

「私は、来年はフェラーリが強くなるだろうと思っている。そして彼らはシャルルとセバスチャンの争いに対応していかなくてはならなくなるだろう」

現在はルノー・スポールの非常勤取締役を務める64歳のプロストはそう語ると、次のように付け加えた。

「もしクルマが優れていて2人がいずれもタイトル争いに絡むことになれば、それがメルセデスにチャンスを与えることにもなりかねないよ」

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