【F1日本GP】ルノーの2台が失格！トロロッソ・ホンダは2台ポイント獲得
FIA（国際自動車連盟）は2019年F1日本GP（鈴鹿サーキット）の決勝レースにおいて、レーシングポイントがルノーに対して抗議していた件について、ルノーの2台を失格とすると発表した。これにより、6位のダニエル・リカルド（ルノー）と10位のニコ・ヒュルケンベルグ（ルノー）が獲得した9ポイントをルノーは失うことになった。
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レーシングポイントの抗議は、「事前に設定された周回距離に依存したブレーキバイアス調整システム」に関連したもので、スポーツおよび技術規定とFIA国際スポーティング規約に違反しているのではないか、というものだった。
そしてFIAはリカルドとヒュルケンベルグがレースで使用した『FIA標準電子制御ユニット（ECU）』と『ステアリングホイール』の調査に乗り出していた。
FIAは23日（水）にスイスのジュネーブで開催された会議において、ルノーのマシンは技術規定違反ではないものの、両ドライバーが使用したブレーキバイアス調整システムは、ドライバーがステアリングに埋め込まれたボタンを押すだけで走行中に何度もブレーキバランスの調整をする必要がなく、ドライバー補助システム（ドライバー・エイド）に該当すると判断して、ルノーの2台を失格にすると発表した。
スポーティングレギュレーションには、ドライバーが補助なしに単独でドライブすることと規定されており、この装置がドライバーの技術や反射神経に代わりになるとし、ドライバー補助に該当するということだ。
ルノーの2台が失格になったことで、6位シャルル・ルクレール（フェラーリ）、7位ピエール・ガスリー（トロロッソ・ホンダ）、8位セルジオ・ペレス（レーシングポイント）、9位ランス・ストロール（レーシングポイント）、10位ダニール・クビアト（トロロッソ・ホンダ）という結果になった。
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