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【ホンダF1】田辺TD「標高が高く空気密度が低いためパワーユニットや車体の最適化を進める」

2019年10月23日(水)15:23 pm

F1メキシコGP(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)開催を前に、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のようにコメントした。

■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)

「我々のホーム、日本でのレースを終え、次は南北アメリカ大陸でのシリーズを戦うべく、まずはメキシコに向かいます。

メキシコのエルマノス・ロドリゲス・サーキットは海抜約2300mに位置し、シーズンを通して最も標高が高い場所でのレースとなります。ここでは気圧が低く空気密度が低いため、パワーユニットや車体に多くの影響を及ぼすことで知られています。

パワーユニットとしては、ターボの仕事量が平地と比較して多くなりますので高地専用のエンジン・キャリブレーションが必要となります。

また、空気が薄いことはエアロ効率や冷却効率の低下にもつながります。平地とは異なるエアロセッティング、クーリング性能が要求され、その最適化が課題となりますが、車体、パワーユニットともに過去の走行データをもとに準備を行い、週末を通して最適化を進めていきます。

ここ数戦を振り返ると、ライバルが非常に力を上げてきていることを感じており、今回も簡単なレースにならないと想定しています。

一方で、メキシコGPはHondaF1にとって1965年に初優勝を遂げた記念すべきグランプリでもありますので、いい結果を得られるよう最善を尽くして臨みます」

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