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フェラーリのルクレール「FP2の結果は鈴鹿での本当の力関係を反映している」

2019年10月12日(土)16:43 pm

フェラーリのドライバーたちが、今年の鈴鹿サーキットで最強なのはメルセデスだろうと認めた。

●【FP2結果】2019年F1第17戦日本GPフリー走行2回目、タイム差、周回数

台風19号の接近により土曜日のセッションがすべてキャンセルされた今年のF1日本GPだが、13日(日)に予選と決勝が開催される予定となっている。

このため、11日(金)に行われたフリー走向2回目が予選前の最後の練習走行となってしまったわけだが、そこではメルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムを刻み、ルイス・ハミルトンが2番手で続く結果となった。

そのセッションでのフェラーリはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに3番手の位置を奪われ、4番手にシャルル・ルクレール、5番手にセバスチャン・ベッテルが続く展開となっている。

夏休みが明けて以降、ここまで4戦連続でポールポジションを獲得してきているフェラーリが鈴鹿でのフリー走向2回目ではメルセデスばかりかレッドブル・ホンダにも先行を許してしまったのだ。

メルセデスではフェラーリのエンジンパワーに対抗するために鈴鹿にいくつかの改良パーツを持ち込んでいる。ベッテルは鈴鹿で自分たちが遅くなったわけではなく、メルセデスがその改良パーツによってフェラーリとの差を逆転したのだろうと示唆し、次のように語った。

「これは同じクルマなんだ。それは確かだよ」

「多分、ほかのクルマが変わったんじゃないかな。よく分からないけれど。恐らく彼らが改善を果たしたんだろうと僕は思っている。だけど、このサーキットがメルセデスの方に合っているという可能性もあるね」

第13戦ベルギーGPから前戦第16戦ロシアGPまで4戦連続でポールポジションを獲得してきているルクレールも、鈴鹿では自分たちが苦戦を強いられているのは間違いないと次のように語った。

「僕たちはここまでのところ明らかに後れをとっているし、レッドブルもかなり速いよ」

だがハミルトンは、フェラーリには“ジェットモード”とも言える予選宣揚エンジンモードがあるから、日曜日の午前中に行われる予選ではスピードアップしてくるはずだと考えている。

そのハミルトンのコメントについて質問されたルクレールは次のように答えている。

「そうは思わないよ。今週末はメルセデスがすごく速いだけさ」

「フリー走向2回目では誰もが予選モードを使っていたんだ。なぜなら日曜日の朝に予選が行われるかどうかはっきりしていたわけじゃないからね」

仮に日曜日の10時に予定されている予選もキャンセルとなった場合には、フリー走向2回目の順位でスターティンググリッドが決定されることになっている。そのことに言及しながらそう語ったルクレールは、次のように付け加えた。

「だから、この(FP2での)結果はここでの本当の力関係を大まかに示したものだと僕は思っているよ」

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