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「年間22戦は多すぎるしF1が退屈なものになる」とジャック・ビルヌーブ

2019年10月08日(火)5:16 am

カナダ出身の元F1ドライバーであるジャック・ビルヌーブは、F1の年間レース数が今以上に増えていけば「あまりにも長すぎて退屈なものになる」と考えている。

最近F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が2020年のF1カレンダーを正式承認したが、これで来年はF1史上最多となる年間22戦で争われることになる。

さらに、F1オーナーであるリバティ・メディアは、今後年間レース数を25戦ほどに増やしていきたいと示唆している。

だが、F1チームやドライバーの中にはレース数が増えることによる負担増を懸念する声も多い。

最近ではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、もし年間レース数が22戦以上になってしまえば、きっとF1パドックにいるチームスタッフの中には配偶者から離婚を言い渡される者たちが大勢出てくることになるだろうという趣旨のコメントを行っている。

1997年にウィリアムズ最後のF1チャンピオンとなったビルヌーブもロシアの『Championat(カンピオナ)』に「あまりにも多すぎるよ」と語り、次のように続けている。

「カレンダーはあまりにも長く、退屈なものになりつつある。ファンにとってももっとレース数を減らしてテストを増やした方がいいはずだよ」

実際のところ、F1では来季22戦になることによるチームの負担を軽減するため、これまでは2回に分けて合計8日間で行われていたシーズン前テストを来季は3日ずつ2回の合計6日間に減らすことになっている。さらに、今年は2回行われたシーズン内テストが来季は廃止されることになっている。

「新しいF1オーナー(リバティ・メディア)は、レースをもっと増やすことで収入を増やそうとしている。彼らがワクワクするのはそれだけだからね。だけど、それが本当にF1の利益になるとは思えないよ」

そう語ったビルヌーブは次のように付け加えた。

「カレンダーが長くなればなるほど、観衆はさらに退屈するだけさ」

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