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【MotoGP】マルケス、4年連続6回目のタイトルを獲得!数々の記録も更新!ホンダはタイトルに王手

2019年10月07日(月)16:58 pm

MotoGP第15戦タイGPの決勝レースは、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)のタイトル王手で迎えた。予選3番手のマルケスとPPスタートのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)との一騎打ちとなり、最終ラップに先行するクアルタラロをかわしたマルケスが今季9勝目を達成。同時に最高峰クラスで4年連続6回目のタイトルを獲得した。

マルケスはホンダのワークスマシン「RC213V」を駆り、今シーズンの開幕戦で2位獲得、第2戦で優勝し4連覇に向け順調なスタートを切った。第3戦アメリカズGPでは表彰台を逃したものの、その後は優勝8回、2位4回とすべてのレースで表彰台を獲得。全19戦で争われるMotoGPクラスにおいて、残り4戦を残しシリーズチャンピオン獲得を決定した。

マルケスは、2013年にホンダワークスチームのレプソル・ホンダ・チームからMotoGPクラスにRC213Vで参戦し、史上最年少でチャンピオンになった。翌2014年には開幕10連勝を含む、年間13勝を挙げ2年連続でチャンピオンを獲得。2015年はタイトルを逃したものの、2016年から4年連続でチャンピオンとなっている。なお、マルケスのMotoGPクラス通算成績は、ポールポジション獲得61回(史上1位)、通算53勝(史上4位)となっている。

■マルケス、数々の記録更新

史上最年少優勝、史上最年少チャンピオン記録はもちろんのこと、これまで数々の記録を更新してきたマルケスだが、今年も多くの記録を樹立。史上最年少26歳で最高峰クラス6回目のタイトル獲得、3クラス通算8回目のタイトル獲得など、多くの記録を塗り替えた。また、Hondaライダーでは、これまでミック・ドゥーハン氏の5回が最多獲得記録だったが、その記録も塗り替えている。

■ホンダはタイトルに王手

シーズンは残り4戦。ホンダは、次戦の日本GPでコンストラクターズタイトルに王手を掛けて挑む。さらにRepsol Honda Teamは、チームタイトルでもドゥカティとし烈な戦いを繰り広げており、今年も3冠を目指す。

■マルク・マルケス(MotoGP 優勝)

「とてもうれしいよ。今回は大きなアドバンテージがあり、タイトル獲得の瞬間がとても近いことを感じていた。でもモチベーションをキープするためのなにかを見つけなければならなかったんだ。今日はそれがレースに勝つことだったし、その通りのレースをした。

ファビオはとても速かったよ。でも、決してあきらめなかったんだ。レース中盤、彼が逃げていくように見えてるときも、あきらめなかった。すばらしい形でタイトルを獲得したよ。

最終ラップもタイトルのことは考えていなかった。Repsol Honda Team全員がパルクフェルメに集まったのは最高の気分だった。ファンクラブ全員がそこに集まってお祝いするのが夢なんだ。

毎年タイトル争いをするために、すべてを完ぺきにこなすことは簡単なことではない。冬の間はケガをしてとても大変だったけど、僕とチーム、そしてHRCでうまく乗りきった。今はこの瞬間を少し楽しみたいね」

■株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長 野村欣滋のコメント

「ホンダにとって世界選手権参戦60周年の節目にあたる年に、MotoGPのチャンピオンを4年連続で獲得してくれた、マルケス選手の栄誉を称えたいと思います。ファンの期待に応える果敢なライディング、それを支える不断のトレーニング、彼のレースに取組む姿勢、全てに心から敬意を表します。チャンピオン獲得にあたって、最大限の努力をしてくれたチームスタッフ、そしてレース活動を支えてくれた多くのスポンサーと、世界中のMotoGPファンに感謝いたします」

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