ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)が、2020年にはアルファロメオへ移籍する可能性があるのではないかとのうわさを否定した。
レッドブルのドライバー責任者として知られるヘルムート・マルコは、少し前に来季レッドブル・ホンダでマックス・フェルスタッペンのチームメートを務める可能性があるのはアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)とピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)だけだと発言していた。
その後、トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストが、クビアトは2020年もトロロッソ・ホンダで走ることになるとコメント。クビアトも来季レッドブルに復帰できる可能性はほとんどなくなったものの、トロロッソ・ホンダで続けられることをうれしく思うと発言していた。
だが、今季のF1第16戦ロシアGPが開催された先週末のソチにおいて、2017年にレッドブルのドライバープログラムから契約解除された経験を持つクビアトがアルファロメオに引き抜かれるのではないかとのうわさがささやかれ始めていた。
アルファロメオはキミ・ライコネンが2020も走ることは確定しているが、チームメートのアントニオ・ジョビナッツィは今季これまでに獲得できたのはわずかに4ポイントとなかなか結果を出すことができておらず、来季のシートも危ぶまれる状態になっている。
加えて、2017年にレッドブルをクビになったクビアトはシミュレーター担当ドライバーとして1年間フェラーリで仕事をしていたこともあり、フェラーリとの間に太いパイプがあるアルファロメオとの話がすんなり運ぶ可能性もあると考えられているようだ。
だが、クビアトはそうしたうわさについて、母国ロシアの『Sportbox(スポルトボックス)』に「僕はアルファロメオの状況なんて何も知らないよ」と語り、次のように付け加えている。
「僕は自分のチームだけに目を向けているんだ」