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【レッドブル・ホンダ】2020年には強力なセカンドドライバーも必要

2019年10月01日(火)18:29 pm

ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)が来季のレッドブル・ホンダのドライバー候補に再浮上してくるかもしれない。

最近、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、2020年のマックス・フェルスタッペンのチームメート候補はアレクサンダー・アルボンとピエール・ガスリーの2人だけだと発言したことが報じられていた。

■クビアトを評価するレッドブルのドライバー責任者

だが、そのマルコは最近ロシアの『Tass(タス通信)』に、クビアトのパフォーマンスにも満足していると次のように語った。

「クビアトはいいシーズンを送っているよ」

「残念ながら、彼は技術的な面で不運につきまとわれている。だが、彼は我々の期待にかなう仕事をしているよ。我々も彼の実力は分かっている」

「彼は成長したし、感情的になりすぎることもなくなったよ。彼が進歩を続けていることは疑う余地もない」

■浮き沈みが多かったクビアトのF1キャリア

かつてレッドブルの育成ドライバーとして2014年にトロロッソでF1デビューを飾ったロシア人ドライバーのクビアトは、翌2015年にはフェラーリへ移籍したセバスチャン・ベッテルの後任としてレッドブルに昇格。

しかし、たびたびコース上でクラッシュするなど、安定感に欠けるパフォーマンスにより、2016年のF1ロシアGP後にフェルスタッペンと入れ替わりに再びトロロッソに降格。そして2017年シーズンのF1第17戦アメリカGPを最後にレッドブルから契約を解除されてしまったという経緯がある。

2018年はフェラーリのシミュレーター担当ドライバーを務めたクビアトだが、レッドブルの若手ドライバー不足もあり、今季トロロッソでF1復活のチャンスを得ていたものだ。

最近、トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストが、クビアトが来季もトロロッソで走ると明言したことにより、少なくとも2020年にはクビアトがF1グリッドに並ぶことは間違いないようだ。

■重要なのはF1ドライバーを続けることだとクビアト

クビアト本人も、自分にとって重要なのはF1で走ることができるということだとロシアの『Izvestia(イズベスチア)』に次のように語っている。

「重要なのはF1にとどまっていられることなんだ」

「これ(2020年の残留)は今年の僕の仕事に対するご褒美だよ。僕はF1ドライバーであり続けたいと思っているし、トロロッソも大好きだからね」

「僕のシーズンの評価はボスたちに任せるとして、僕に言えることは、自分自身には満足できているということさ」

「僕は今年いいレースを何度もしたし、ずいぶん久しぶりにチームに表彰台ももたらした。ミスも少なくなったし、自分自身をうまくコントロールできているよ」

■2020年にはコンストラクターズタイトルも狙うとマルコ

ともあれ、レッドブルとしては2020年にはナンバー1ドライバーであるフェルスタッペンにF1タイトルを取らせることを目標としているのは確かだ。つまり、誰がフェルスタッペンのチームメートになろうと、そのドライバーにはナンバー2としての役割が期待されることになる。

とは言え、コンストラクターズタイトルを狙うためには強力なナンバー2ドライバーが必要なのも確かだとマルコは次のように付け加えた。

「来シーズンに向けた課題は再びコンストラクターズタイトルを取ることでもある。だから、我々は強力なセカンドドライバーを探しているところだよ」

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