フェラーリがマラネロにある本部に最新式F1シミュレーターを建造することを決定したと報じられている。
フェラーリが現在使用しているシミュレーターは500万ユーロ(約5億8800万円)をかけて建造されたもので、連結された10台のコンピューターによって稼働する仕組みになっている。
8本脚のクモの姿に似ていることからそのシミュレーターには「スパイダー」というニックネームが与えられている。
だが、ここまで10年間にわたって活躍してきたそのスパイダーがもうすぐ引退のときを迎えることになるようだ。
ここ数年のフェラーリF1マシンが空力的にメルセデスやレッドブルに後れをとっていることもひとつの理由だろうが、スペインの『Marca(マルカ)』は、2021年からバジェットキャップ(F1チーム予算上限値)が導入されることから、その前に大規模な予算を投じて最新シミュレーターを建造することを決断したものだと報じている。
伝えられるところによれば、フェラーリでは、最新シミュレーター建造に数百万ドル(数億円)を投じる計画をしているという。